【MTO】ピュアシルクサッカーで作るサマージャケット
夏でも清涼感のあるジャケットを誂える
嫌が応にもジャケパンでいることが多くなるこの季節。
先日、トレノーヴェのコットンパンツを購入して以来、夏でも至極快適なのですが、鮮やかなネイビーのパンツに合わせるジャケットが無いことに気付き、ちょっと困っていました。
（過去の記事）
ワードローブを見渡してみても、定番のグレーのパンツとダークネイビーのジャケットばかり。久しぶりに新しいジャケットを誂えたくなり、２年ぶりに通い慣れたお店でジャケットをオーダーしました。
（清涼感あるサッカー生地）
今回オーダーしたのは、夏に相応しいシアサッカー生地を使った３ボタンのサマージャケット。
シアサッカーのシボ感は汗をかく夏には最適な生地ですが、通常素材はコットンなので、結構重いとか、やっぱり暑いとか、色々と欠点もあります。
（三星毛糸のシルクサッカー生地を使用）
そこで今回選んだ素材は、同じサッカー生地でも、軽さと吸湿性を兼ね揃えたピュアシルク100％の「シルクサッカー」。
噂には聞いていましたが、この生地が驚くほど軽いのです。大げさではなく手に取っても何も持っていないみたいにふわりと軽やか。
そして、いくら生地を丸めても手を放すと「ふわっ」と弾かれるように手の中で反発する防皺性の高さも持ち合わせており、この生地にすっかり魅了されてしまいました。
（トーンは少し落ち着いた印象）
同じシアサッカーでも、コットンとは異なるシルクゆえの繊細な光沢感と、薄いブルーが入った落ち着きのある色合いで上品な印象の生地。
製造元は日本の三星毛糸だろうとのことですが、外国にはまねのできない、シルクの扱いに長けた日本ならではの生地です。
（きつめの絞りもオーダーならでは）
なで肩ゆえのたすきジワや、左右の腕の長さが違う問題などもあり、また既製品にはない、グッと絞り込んだウエストでグッと胸を張る感覚がすごく好きなこともあり、一度オーダーに慣れてしまうともう既製品に戻ることはできません。
サマージャケット仕様ですが、なるべくシルクに直接汗を吸収させたくなかったので、半裏や背抜きではなく総裏にしました。
裏地はキュプラですが、総裏でも全然軽いですし、やっぱり気に入った生地で作るジャケット、少しでも長持ちさせたいですから。
（ナットボタンはもう少し明るくても良かった）
自分の中で、パンツは既成品、ジャケットはオーダーメイド、と決めておりますが、やはりジャケットは何着作っても楽しいものです。
おかげで本格的な夏が来てもクールビズスタイルを存分に楽しめそう。
ちなみに、商売上手な店員さんからは、別の生地も進められて取り置いてもらっており、また近くお邪魔することになりそうです。
