近所のシューリペアショップが意外に良かったという話
灯台下暗し、実は近所にも靴の修理屋さんがあった、3軒も
このところ、ろくに靴磨きもできない日が続いていましたが、新年度に入り、このままではいけないと時間を見つけてコツコツとメンテナンスを始めています。
久しぶりに靴と向き合ってみると、つま先がウェルトに掛かりそうなくらい削れている靴もちらほら。早めにリペアに出した方がいいのはわかっているのですが、行きつけのリペアショップは職場に近い銀座。
職場に重たい靴を持っていくのもためらわれるし、かと言って休日にわざわざ往復2時間もかけて出掛けるのはもったいない。それに修理が終わった靴を引き取りに行くのも億劫・・・と、足を運ばない理由を書き連ねていますが、とにかく面倒臭い。
今の自分には時間もお金も惜しいので、ちょっと妥協して試しに地元にシューリペアショップがないか検索してみたら、意外にも身近なところにありました。しかも3軒も。意外にたくさんあるんですね、びっくり。
いずれも小さなお店ですが、オールソールならまだしも、つま先修理やヒールの交換程度ならば技術的に問題になることはないだろうと高を括り、料金を問い合わせつつ電話で相談してみることに。
その中でも歩いて行ける距離にある1軒に決めて、試しに1足修理をお願いしてみることにしました。
店主が1人で切り盛りしているそのお店は、立地上レディース靴の修理ばかり扱っているようでしたが、紳士靴もOKということで、銀座の修理価格よりぐっとお安め。
そこで早速日曜日、子どもが昼寝を始めたのを見計らって、歩いて5分のそのお店まで赴くと、中年の店主は女性客と接客中。
事前に電話で相談した旨を伝え、靴を見せるとさっきまでとはにわかに表情が変わり、「これは・・・John Lobbですかね?いやぁ久しぶりに見ました。これは慎重にやらせていただきます!」と、意外な反応が返ってきて、何だかとても信頼できそうな気がしてきました。
つま先の修理のためだけにわざわざ重い靴を銀座まで持って行くのは時間的にもシンドイので、不安半分、地元のお店に持って行ったんだけど、「ジョンロブですね、久しぶりに見ました。気合い入れてやらせてもらいます」って、妙に安心感を得て帰ってきました。今後ご贔屓にしたい。
— gohkiti@いぶし銀杏な生活 (@ibushiginnan) 2017年4月9日
修理には1時間程掛かると言われ、「どうしますか?」と聞かれましたが、普段なら店内で待つのですが、自宅からも近いですし、急かして作業が雑になっても嫌なので、翌日仕事帰りに引き取ることにして帰宅。
(リペアは満足、ラバーは黒一択)
翌日、仕事帰りに改めて伺うと、「仕上がってますよ。どうです?」と店主。・・・うん!上々の仕上がりで満足です。
正直リペアのメニューは少なく、ラバーの色など具材の細かな指定もできない難点はありますが、対応は丁寧で料金も良心的ですし、何より家から近くて気軽に修理に出せる点を考えると、自分が感じていた不満因子がいっぺんに解決された感じがします。
都内の有名店から切り替えるのはなかなか勇気のいるものですが、取り越し苦労でしたね。靴のリペアってこんなに、気軽なものだったのかと、まるでクリーニングに出す感覚で靴の修理ができることに、嬉しい発見でした。
今回無事に修理が完了したジョドファーは、週末にじっくり手入れをして今季は履き納めの予定。また、他にもリペアが必要なのに面倒臭さからローテーションから外れている靴が何足かあるので、これらは順次修理をお願いしようと思っています。
TAGS: JohnLobb | 2017年4月16日