【MTO】アトリエ ジャン・ルソーでウォッチベルトを作る(前編)

夏に向けて時計ベルトをオーダーメイド
愛用するBlancpain(ブランパン)のヴィルレには購入時からモレラート製のベルトが付属していましたが、自分の好みでなかったため、夏の汗対策も兼ねて交換することにしました。
(黒ベルトがない我が家の時計事情)
現在、ヴィルレを含め3本の時計を保有していますが、取り付けてあるベルトは、それぞれブラウンが2本とステンレスが1本で、ブラックのベルトは1本もありません。
ヴィルレを黒のベルトに交換すれば靴の色に合わせてIWC Portofino 8days(ポートフィノ8デイズ)との使い分けも可能になり、冠婚葬祭にも着用できるようになります。
最近では嗜好の変化で黒靴の使用頻度も増えてきていますし、夏は益々黒靴の出番も増えますので、黒のアリゲーターベルト(竹班)で検討することにしました。
(モレラート製は恐らくクロコダイル)
ブランパンの純正品からモレラートなどのメーカー品まで検討し、最有力は「アンチスエット」と「アビエ・ベルトシステム」を採用したカミーユ・フォルネでした。
「アンチスエット」とは、ベルト革の内側をラバーコーティングした「カウチュ」を使用した耐汗性ストラップで、内側には縫い目も出ないため、汗を完全にガードする対汗対策としては最高レベル。
「アビエベルト」とは、バネ棒にツメを付け、誰でも工具無しで簡単にベルトの交換できる優れモノで、アクセサリー感覚で時計ベルトの素材やカラーバリエーションを楽しめる優れモノ。
「アビエベルトなら、靴に合わせて時計ベルトも毎日着せ替えできちゃうかな」と期待していましたが、しかし実際には、アビエバネ棒がステンレス製のため、時計がゴールド素材だと削れてしまう可能性があるそうで、せっかくのアビエ・ベルトシステムもヴィルレには活かせないことが判明。なかなか目論み通りにはいかないものです・・・。
そこで、もうアビエバネ棒にこだわる必要がないのであれば、実際の素材や色の豊富さ、そして何よりオーダーのしやすさで選ぼうと再検討し、最終的には銀座にあるJean Rousseau(ジャン・ルソー)のアトリエを訪れることにしました。
(アトリエ ジャン・ルソーへ)
こちらでは、約300種類の革の中から自分の時計に合ったサイズ、色、素材のベルトを作成することができます。
斑に個体差のあるワニ革の場合、オーダーですとどのように仕上がってくるか完成まで不安になるもの。
しかし、こちらでは、実際にベルトに使われるワニ革が1枚出てきて、希望を聞いて全体から切り取る場所を指定できるだなんて、最高じゃないですか。
(どこをカットするか相談して決める)
自分の好みの模様(竹斑・丸斑・剣先に向かうに従って班が細かくなるようにグラデーションにすることも可能)になるよう事前に確認ができ、そのまま日本のアトリエで政策されるので、これ以上の安心感といったらありません。
そして対応していただいた店員の方が本当に親切で、ビスポークさながら要所要所で的確なアドバイスをいただきながら最終的に納得の内容でオーダーすることができました。
完成までには約6週間前後かかるとのこと。気になる仕様については完成時に詳しくご紹介したいと思います。
完成する7月末から8月頃には夏真っ盛りのことと思いますが、きっと素晴らしいベルトが完成するものと、今から期待を膨らませてその時を待ちたいと思います!
TAGS: JeanRousseau | 2017年6月15日