共に時を刻む喜びを -時を刻む- Vol.4
オメガの「デイデイト」の対極に位置する時計を。
30代を共に生きる時計を探す条件として、挙げた条件です。
考えた末に、浮かんだ仕様は、黒文字盤、薄型、シンプルデザインの3点。
最終的に候補に挙がったゼニスのウルトラシンとIWCのポートフィノ。
悩んだ末にウルトラシンを選んだわけですが、頓挫したのは先日記載のとおり。
しかし、実はウルトラシンに決めたあとも気になる時計がありました。
1月の2011 SIHHで発表された新作です。
日本ではこの7月より発売されるとのことで、気にはなっていましたが、
ウルトラシンの話が頓挫したタイミングが6月末という、ある種運命的なタイミングが、
一気に後押しすることになりました。
自分の30代を飾る時計、「IWC Portofino Hand-Wound Eight days」です。
いつかは欲しいと思っていたIWC Portuguese Automatic 7days。
そのパワーリザーブインジケータがポートフィノに”8days”で搭載。
もともとポートフィノは最有力候補の一角だっただけに、気分は完全に新作ポートフィノへ。
すっきりと洗練されたフェイス。1つ目(秒針)でパワーリザーブも控えめ。
IWCらしい45mm径のビッグフェイス。ちょっとクラシックな印象もツボでした。
時分針と「12」の文字は何度見ても美しい。
今回目玉の1つでもあるサントーニの革ベルト。素材はクロコ。
ちなみに裏面はご覧の通りオレンジのカーフ。
黒文字盤にサントーニの茶色ベルトなら黒靴でも茶靴でも合わせに困らない。
サントーニの革ベルトはポートフィノ”8days”と”デュアルタイム”のみで、
これらのベルト交換以外では手に入らないそう。
28800振動の自社キャリバー。ブレゲヒゲを堪能できるシースルーバック。
見ていて飽きることはありませんね。
手巻き式ははじめてですが、巻くほどに愛着が湧いてきます。
本邦初公開、自分の手(苦笑)。
茶の間で一人で撮りましたが、実際はスーツに良く映えます。
とまぁ、自分で言うのもなんですがずいぶん背伸びしたなぁと(汗)。
ただ、30代(少し経っちゃってますけど・・・)の象徴と位置付けた以上
妥協はしたくないなぁと途中から思うようになりました。
30代に入った頃から時間が過ぎるのが早く感じられるようになり、
今という時間を見つめる必要性を感じたことが今回のきっかけでした。
時計を見ながら今を生きることを常に意識していきたいと思うのです。
今回の一件で本当にいい相棒にめぐり会えたと実感しています。
それにしても、なんだか勿体ぶった文章になっていますね。
クドクドとスイマセン。
購入する時、身の丈以上の物であると体が反応したのか、
身震いがし、十字架を背負った感じがしました(苦笑)。
時計負けしないよう自分自身も相応に成長せねば、と。
クドイ文章はその重圧からかもしれません、今回は何卒ご勘弁を。
今回正規代理店で購入したのですが、ビックリしたのは時計にも
3ヶ月毎に定期点検があるんですって。まるで車ですな。
今は夏ですから、革ベルトゆえに頻繁にはつけられませんが、
少しずつ、共に時を刻んでいきたいと思っています。
TAGS: IWC | 2011年7月12日