ヤマナカシャツでオーダーしたシャツが完成しました(レビュー)
オーダーから3週間ちょっと。ヤマナカシャツで依頼していたシャツが完成して、もうとっくに手元には届いていたのですが、6月は忙しくご紹介する機会を逸しておりました。
到着後、ためらうことなくガンガン着ていますが、着心地はかなり満足していますので、今回は使用感も含めてレビューしたいと思います。(オーダーした際の記事はこちら)
(Thomas Mason「JOURNEY」ロイヤルオックス生地)
選んだ生地は、イタリア・Thomas Mason(トーマスメイソン社)の「JOURNEY」100番手、ロイヤルオックスのサックスブルーです。
「またサックスブルーかよ」と自分でも思いますが、まぁドレスシャツは白1枚を除き他は全てブルー無地なので、ツッコミどころ満載ですが、この発色の良いブルーは主に夏仕様で検討していた今回のオーダーにピッタリでした。
また、夏向きの感じた点として、生地の表裏で色に差がないので、脇汗をかいても目立たないのがいいです。所有するBarba(バルバ)のCULTOは裏の色が表よりもずっと色が濃く、汗をかくとかなりくっきり脇が濡れているのがわかってしまいますので。
完成品したシャツに触れた瞬間、そのヒヤッと感じるような肌触りとキメの細やかさに改めて生地の良質さを感じます。
(「JOURNEY」について)
「JOURNEY」はその名の通り、出張や旅先に持って行ってもシワが入りにくく、現在大変人気の高い生地とのこと。何度か袖を通しましたが、生地にパリッとした張り感があり、確かに長く着ていてもシワはあまり気になりません。
ロイヤルオックスの優しい光沢はジャーニーの素材感も手伝って、長く着ていてもアイロンをした感じが失われにくいので、ドレープも長くきれいに出続けていいですね。ただし、ロイヤルオックスは細かいシワをしっかり伸ばすのが大変ですが・・・。
ちなみにノンアイロンでも、それはそれでロイヤルオックスの生地の優しさが手伝い、いい雰囲気が出ます。
(ウエストの絞りと裾の短さはオーダーならでは)
ウエストの絞りは、特にオーダーして良かったと感じるところ。胸と腰の差が大きいので背中にダーツを入れた方がいいとのことでしたが、完成品はダーツなしでした。その方がスッキリしますので、結果はオーライ。
裾も必要量のみ残してかなりカットされており、パンツの中で持て余すこともなく、かといって腕を上げてもパンツから出ることのない、ジャストな長さです。
(B.D.シャツからの買い替えだったが・・・。)
前立てなし(フレンチフロント)のワイドカラー(カッタウェイ)で、ネクタイなしでもサマになるように。
今回のオーダー目的はくたびれたボタンダウンシャツからの買い替えでしたが、結局のところ僕の中でボタンダウンシャツは「必要のないモノ」というのが結論でして、ワードローブに常備しておかなければいけない存在ではないと感じています。
そして、これからの人生においても、もう必要に迫られることはないでしょう。・・・今まで散々着てたのにね(爆)。
(芯地のかたさは硬めが好み)
襟と袖が柔らかいと着ていて着心地が悪いので、襟と袖の芯地のかたさは上から2番目のかたさにしてもらいました。
袖の長さや手首の周囲などは一発で完璧に仕上げてくれました。これまでずっと気になっていた部分でしたので、少し大げさですが感動すら覚えます。
オプションで追加料金をかけたのはボタン選びだけですが、シンプルで高さのない貝ボタンを選びました。
こうして、ヤマナカシャツ第1号にしては大変満足度が高い1枚となり、直接アトリエにお邪魔した甲斐もありました。
(一応着衣の様子もアップ)
初めて袖を通した時の写真なので、届いたまま着たせいで折ジワがヒドイですが、当然ながらサイズ感はピッタリ。(後日アイロンで伸ばして再度撮影したけど、自撮りが下手過ぎて変な写真しか撮れなかったのでご容赦ください)
オーバーサイズですと着ていて当然気持ちが悪いですが、タイトでも何かと気になるもの。でも、このシャツは不思議なほど、着ていることを意識させません。
夏本番を迎え、すでに大活躍してくれており、1着目にしては大変満足感が高く、改善点もあまり見つからないので、早くも「2枚目を」と考えています。
次はいよいよ「シーアイランドコットン(海島綿)の白で」と考えており、海島綿の持つ素材の雰囲気も加味して細かい仕様を検討中です。