【投資】米国株:アッヴィ(ABBV)を新規購入しました
落ちるナイフをむんずと掴む
米国製薬大手のアッヴィ(AbbViee Inc./ティッカーシンボル:ABBV)を新たに購入しました。前日に3%以上下げており、その翌日も下げて始まりましたので、開始直後に約定しました。
(翌日に80ドルを割り込む辺り、投資下手がまた露見・・・。)
アッヴィは2013年にアボット・ラボラトリーズから分社化されたバイオ医薬品メーカー。リウマチ、胃腸疾患、血液がん、C型肝炎、HIV、神経障害(パーキンソン病など)といった難病に対する医薬品を開発しています。
分社化される前から数えれば創業100年を超え、ヘルスケア業界では時価総額・売上高共に第4位の位置を占めています。分社化前から含めるかどうかは異論のあるところですが、連続増配を継続しており、2018年現在で45年更新中です。
本当はマクドナルド(MCD)かプロクター・アンド・ギャンブル(PG)を買う予定でいたのですが、どちらも決算発表後に反発してしまい、アッヴィに方向転換。
魅力はやはり高配当なところでしょうか。
以前、思い入れの強かったセルジーン(CELG)に突っ込んで、その後撤退した苦い経験があるものですから、ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)のようなわかりやすい製薬メーカー以外は嫌煙してきましたが、この配当利回りには惹かれるものがありました。
このところ株価も下がってきており、購入株価から算出する配当利回りは4.65%余り。過去の実績から、当面の減配の可能性は今のところはまだなさそう、という若干楽観的な観測で購入しています。
ただ、この記事も「その日のうちに書いておけば良かった」と今更ながら思うのですが、その翌日にはさらに4%以上株価を下げており、80ドルを割り込んだものですから、私自身の投資下手を改めて露見する結果になり、ここで敗者の弁を述べなければならない訳なのですが・・・。
懸念はあります。アッヴィは抗リウマチ薬のHumira(ヒュミラ)で売上高の6割以上を稼ぎ出していますが、そのパテント(特許)の問題です。2016年に米国では特許期間を迎えすでに失効していますが、売上高は2016年以降も伸びており依然好調です。
ただ、今度はEUでヒュミラの特許が控えており、2016年のようにパテントクリフ(特許の崖)を迎えることなく引き続き拡大し続けられるかはわかりません。経営陣は先々の見通しには強気のようですが、バイオシミラー(後発薬)は常に脅威です。
何はともあれ、こうしてまた1銘柄増えました。
VTやVTIなどETFの方が管理も楽ですし、選択肢としては合理的に思うのですが、「それなら日本のインデックスファンドでいいので」と開き直り。
10~15銘柄を過ぎた辺りからはもう趣味の域ですね。
バイオテクノロジーはJNJにABBVが加わり、割合が増しました。今後も業績の成長性と株主還元のバランスのとれた企業を中心に投資をしていくつもりです。
個別銘柄への投資に選択肢が多い日米株とJリートは、配当金とインデックスファンドの積立額が一定量に達したら適宜現物株に転換する方針を取っています。
米国株については、年内にもう一度くらい現物株にシフトする機会がありそうです。
TAGS: ABBV | 2018年10月25日