ヤマナカシャツでオーダーしたアルモ170番手の純白シャツ(完成)

ファッション

とろりと滑らかな純白の1枚

とっくに手元には届いていたのに、忙しくてなかなか開封できずにいた、自身2着目となるヤマナカシャツのドレスシャツ。

白シャツが不足していたためにオーダーしたのですが、実用性の高い90~100番手ではなく、170番手という高番手でオーダーしたのは前回お伝えした通り。

秋冬に向けて2着目のドレスシャツをオーダー10月某日、ヤマナカシャツ市川アトリエにお邪魔してきました。5月にお邪魔して以来2度目の訪問となります。7月に完成した第1号については初回にして大変完成度の高いシャツでして、夏の間何度も袖を通しましたが気になる改善点は見つかず、AWシーズンに向けてそろそろ頃合いと思い、満を持して2着目を作ることに。プロの目から見たら改善点もあるかも、と1号を着て訪問したら開口一番「着てきてくださったんですね」と山中さん。やはりご自身で作ったシャツはすぐにわかるんですね。&n...

(ALUMOの170番手双糸ブロード生地)

選んだ生地は、低速織機で高密度に織り上げられた、ALUMO(アルモ)の170番手双糸ブロード。山中さんも「普段使いなら90から100番手がオススメ」とのことでしたが、触れた瞬間、そのとろりとした極上の手触りにすっかり惚れこんでしまいました。

「この生地は絶対に体験しておきたい」という衝動の方が勝り、おっかなびっくりオーダーしたのですが、完成したシャツに触れて、直感を信じて正解だったことを確信し、愁眉を開きました。

 

(きめ細やかな生地と浮かぶドレープ)

真珠パウダーを塗したかのような光沢を放ち、生地の白さを更に引き立たせており、「純白」と表現するに相応しい白さ。白さと糸の細さで、洗いやアイロン(シワ伸ばし)にはかなり苦労させられそうですが・・・。

 

(着丈の短さやウエストの絞りはオーダーならでは)

ウエストを1cm絞り、胸を1cmほど出す微調整を加えた他は襟の形状とボタンを変更した程度で1着目とほぼ変わらず。

手で触れた感覚そのままに、袖を通した時の軽さと肌触りの良さを身体全体で実感することができ、つい悦に浸ってしまいます。

 

シャツ選びは、素材、フィッティング、そして価格の3つがポイントになりますが、限られた予算の中でフィッティングか素材かを選ばなければならないとしたら、どちらを優先するか、という問題が付いて回ります。

つまりは、もし同じ価格ならば、良い素材を使った既製品(レディメイド)を選ぶか、素材を妥協しても自分の体型に合ったオーダー品を選ぶか、という選択に迫られることになろうかと思います。私は、素材を優先します。

パターンオーダーからフルオーダーまでひと通り経験してみて感じたことは、せっかくオーダーしても素材に妥協すると長持ちはしないし、イマイチ愛着も湧かず、後々後悔するってこと。所詮は”消耗品”と思えてしまい、気持ちも冷めてしまうようです。

素材にも惜しみなくお金をかけられる余裕があれば、フルオーダーでも良いのでしょうが、限りあるお財布事情の中で長く愛用し、着用することを楽しむには、まずは素材ありきで、その中で自分に合った物を選ぶのがベターだと思っています。

ただしそんな中で、ヤマナカシャツは、上質な素材を低価格で、かつ自分の体型に合わせたシャツを作ることができるので、時に素材とフィッティングを天秤に掛けざるを得ない身としては、どちらにも妥協せずに両立できる選択肢を提供してもらったような気がして、自分にとっての最適解になりつつあります。

基本的にマシンメイド(ボタン付けはオプションで手縫い可)ですから、手縫いを多用した芸術性や贅沢さを味わいたい人には不向きでしょうが、高級な素材を使い、既製品もしくはそれ以下の価格でオーダーができるのは本当に有難い存在です。

 

(ヤマナカシャツが最適解になりつつある)

これで不足していた白シャツが新たに加わり、ドレスシャツは一揃いした感がありますが、茶靴から黒靴に嗜好が変化しているように、ドレスシャツもまた、青シャツから白シャツへと移りつつあります。

ようやく2着目が完成したばかりなのに、それが誘い水になったようで「別の素材で白シャツをもう1着」なんて、新たな欲求に駆られています。

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