フルマラソン完走、大きな達成感と少しの心残りと
この1年の今年の目標であったフルマラソン完走を果たすため、第4回さいたま国際マラソンに出場しました。風邪で1週間走れないまま本番を迎えましたが、結果的には何とか無事に完走することができました!
初フルマラソンの自分にとっては十分過ぎる出来でして、混雑のスタート3kmを除けば、28kmまで1km6分ペースをキープして走れましたし、その後も38kmまで粘って1km6分台を守って走ることができました。
25kmを過ぎると急にペースダウンするこれまでの経験から、僕には25kmからが本番でして、前半の慎重な着地と、25km過ぎからの5km刻みの短い目標立てが結果的に功を奏しました。
30km過ぎからさすがに速度が落ちて抜かれることも多くなりましたが、辛い時は足下に目を落とすとしっかり進んでいることを実感でき、また周りのランナーも気にならなくなって効果的。辛い上り坂も耐えられますしね。
20km過ぎから立ち止まったり歩く人も結構出てきたので、抜かれることは意図的に無視して、抜かすことだけを意識したことで心理的にも前向きになり、救われた気がします。
35kmくらいからはさすがに疲労が脚に来ていましたが、止まるならなるべく先にしようと粘り続けるも、38km過ぎ、とうとう脚の腿(もも)や裏腿、ふくらはぎ、そして足裏と、あらゆる部分が痙攣を始める。
ただ何度か痙攣が来ても攣りはしなかったので、そのままいけるんじゃないか?と無視して走ったら・・・ちゃんと攣りました。しかも、同時多発的に。
38km地点で初めて立ち止まり、少し休息して再開。しかしそれからは1kmごとに攣るもんだから、もう大変。普段なら上りとも言えないちょっとした坂や舗装の悪い部分などでさえ攣る状態。
しかし、当初は5時間以内を目標にしていたはずが、サブ4.5を狙えるタイムだったので、思わぬ成果が転がり込んでくるやもしれぬ状況にモチベーションはいよいよ高く、Garminを覗きつつ、逆算しながらゴールを目指しました。
そして待望のゴール!この時はサブ4.5達成を確信していたので、ゴールシーンを撮影する余裕すらありましたが、今思えば「最後までちゃんと走れ」と自分を叱りたい。
Garminの記録を見ても4時間29分とギリギリセーフ。
そして、ゴール直後に撮ってもらったサブ4.5を確信した男のドヤ顔。この後SNSに「初マラソンでサブ4.5達成したぞー!」と載せる気満々の顔です。
しかし、ご機嫌で荷物を受け取りいざ記録証を発券してもらうと・・・ネットタイムには4時間31分27秒の記載。さすがに二度見しちゃったよね。「えぇっ!」って。1分27秒オーバー。
よく考えたら、走るのが止まるとGarminの計測も自動停止することをすっかり忘れていました。足が攣った時に休んだ間にストップしていたようです。打算的に皮算用しながら走っていたせい。
でも、この1分27秒って正確なタイムがわかっていたとしても達成は難しかったと思います。足が痙攣するのは実力不足な証拠ですし、足が攣ったらもうどうにもならないのは自分が一番よくわかっているから。
当初の目標は完走、そして5時間以内だったわけだし、膝など一切怪我もなく、レース中は自分でも驚くほど順調。収穫も多く初マラソンにしては最高の出来だったはずですが、最後に欲が出ました。
サブ4.5のボーダーラインには自分と同じような人がたくさんいて、実力の明確な差が分水嶺となって横たわっている。一晩寝て、これが今の自分の実力と受け止めています。
こうしてこの1年の目標であったフルマラソン完走を無事に達成し、大きな成果と少しばかりの心残りを残して閉幕となりました。
次こそは必ずサブ4.5を達成したい、という強い思いと共に、この悔しさをまた明日から走るための原動力に変えていきたいと思います。ご声援、誠にありがとうございました!
TAGS: さいたま国際マラソン・フルマラソン | 2018年12月10日