【投資】米国株:1Qで豪快に大コケした3M(MMM)を買い増し
自身の平成最後の株取引として、ミネソタ・マイニング・アンド・マニュファクチュアリング社を購入しました。化学・電子素材のコングロマリット、「スリーエム」(3M・ティッカーシンボル:MMM ) のことです。
2019年4月25日発表の第1四半期決算発表で、3Mは従来予想を大幅に下回る決算を発表し、失望売りから同社の同日終値は前日比12.95%マイナスと、1987年のブラックマンデー以来の落ち込みとなりました。
ここまで株価が下落したのは、中国市場に強みを持つ3Mの決算を通じて、中国景気の悪化が改めて浮き彫りとなり、先々のリセッション入りも再び意識されるようになったからだと思われます。
さて、そんな市場参加者の見立てはさておき、かねてから3Mを投資の柱に据えたいと考えていながら、買い増しのきっかけが掴めずにいた自分にとっては絶好のチャンスが到来したわけで、出した指値に引っ掛かり無事約定しました。
自分が投資の柱に据えたいと思う好みの株は、EPSの安定成長が期待でき、増配を続けるような、キャピタルゲインとキャッシュインカムを同時に享受できる株で、3Mの他、ハネウェル・インターナショナル(HON)、ユニオンパシフィック(UNP)、ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)などを指します。
今回の株価暴落により、年初からの悲観論からリスク・オンムードに傾いていた相場が、再びリセッション入りを意識するきっかけになりそうですが、仮にもしもリセッション入りしたら更に同社の株を安値で買えばいいだけのこと。
こうして同社に対して楽観的で、悠長に構えていられるのも、同社の持つ競争優位性と60年以上続く連続増配の裏付けがあるからです。同社への投資は、自分にとってポートフォリオの土台作りの意味があります。
一部では中国経済の持ち直しの動きも見え隠れすることから、引き続き3Mの業績動向は今後の中国経済、ひいてはリセッション入りの時期を占う上でも注目されます。
4~6月の第2四半期決算の動向次第では、一段の株安に陥る可能性もありますが、発表される頃にはボーナスも入っているでしょうし、どっちに転んでも対処できるよう再び買付余力を蓄えつつ、次のチャンスを待ちたいと思います。
TAGS: MMM | 2019年4月26日