【投資】Jリート:投資法人みらい(3476)を新規購入
スターアジア不動産投資法人とライオンパートナーズによるJリート初の敵対的買収で標的となったさくら総合リートですが、その対抗策として合併に名乗りを上げていた投資法人みらい(3476)が指値に到達し、本日約定しました。
双方の応酬は、傍から見ているとそれなりに面白かったのですが、投資主総会の行方については、どちらに転んでも投資法人みらいの業績にはさほど影響はないと考えておりましたので、希望価格で購入できて良かったです。
結局、8月30日午前開催のスターアジア側招集の投資主総会でスターアジア側の提案が可決されたと発表されると、投資法人みらいとの合併は難しいと伝わり、株価も値を下げて指値に触れました。
(その日の午後、今度はさくら総合リート側が招集した投資主総会でも、議案は全て否決され、スターアジア側の完全勝利となりました)
さて、今回購入した投資法人みらいについてですが、運営会社は三井物産・イデラパートナーズで、商社と中国系企業をスポンサーとしていることから、他のJリートとは若干毛色が違う印象を受けます。
日本の不動産会社が入っていないことから、不動産の供給面などでは懸念もありますが、不動産ポートフォリオはオフィスが約56%、ホテルが約20%、商業施設が約18%と、自身のポートフォリオに不足気味のオフィスを補強できる点では良かったです。
配当利回りは5.58%程度と、少し物足りなさを感じますが、昨今のJリートの株価の上がり方から見れば、配当利回りは上位5位に入る高さですね。
日本の高配当株投資については、手を出すたびにことごとくやけどをしているので、インカムゲイン狙いはJリート中心で、と考えています。今回さくら総合リートとの合併話はとん挫しましたが、緩やかでも構わないので着実な成長を願っています。
2019年8月30日