くたびれたガジュマルを植え替え、丸坊主、挿し木の3点コースでおもてなし
あらかじめ弁明しておきますが、9月がガジュマルにとって植え替えに適切な時期ではないことは重々承知の上で、敢えて植え替えを実施しました。
普段は嫁さんが面倒を見ているガジュマルですが、選定をせずに伸び放題のひどい有様で、鉢は水捌け口もないガラスの容器にびっしりと根が張ってしまい、見るに堪えない状況。
新入りのラメレイは新鮮な土に植えたのに、ガジュマルは手つかずというのは申し訳なくて。
枝葉に白い粉のようなモノが薄っすら積もっていますが、カビではなくチンチラが砂浴びをして舞ったモノです。チンチラのゲージの上で育てていたので、日当たりも悪く、葉の色もあまり良くはありません。
枝葉に養分を持っていかれてしまい、太いはずの根も痩せ細って見えます。そんな時には、枝を全部切り落として丸坊主にすることで、根を太く回復させるのができるとのことですので、早速やってみました。
早速ガラスの容器からガジュマルを引き抜こうとしたのですが、長年容器いっぱいに張り出した根のせいでピクリともせず、取り出すのにも一苦労。
割り箸で少しずつ掘り進め、1/3ほど掘ったところでようやく抜けました。 根を傷つけないように気をつけましたが、ところどころ根から白い樹液が出ていましたので、途中何カ所か傷つけてしまったものと思います。大丈夫かな・・・。
白い樹液は触るとかぶれるので、気をつけながら根をもみほぐして古い土を落としていきます。
30分後、土の塊は大体落ちました。サボテンなら細かい根はバッサリ切り落としちゃうのですが、勝手がわからないので大方はそのままにしてあります。正解かどうかはわかりません。
次に伸び放題の枝の剪定。どれを残すか、という選択の余地もなく全て落として丸坊主にします。
これまでせっかく伸びた枝を切るのは可哀想で剪定することに抵抗がありましたが、生命力の強いガジュマルはすぐに次の枝葉を伸ばすそうなので期待を込めてバッサリ。白い樹液が出てきましたので触らないように注意します。
切り口に癒合剤のトップレジンを塗って傷口を消毒し、塞いでいきます。 嫁さんが「ガジュマルの樹液ってオレンジ色なんだね」なんて、寝ぼけたことを言っていました。
子どもと2人でホームセンターに行き、ひと回り大きな4.5号鉢を選んで買ってきましたが、植え替えてみたら5号鉢でも良かったかもしれませんね。何はともあれ、今のこの子には適度なサイズ感。
土は先日のパキポディウムと同じ配合の土が余っていたので使い回しですが、市販の多肉植物の土で構わないとのことですし、水捌けも栄養価もこれまでの土とは雲泥の差でしょうから文句はないでしょう。
頭はスースーしますが、そのうち新しい葉っぱも出てくるでしょう。・・・大丈夫だよね?信じて待つよ?
ちなみに刈り取った枝を捨てちゃうのは可哀想だな、なんて思っていたら挿し木にすると根が張ってまた育てられる、とのことでしたので、初めて挿し木にも挑戦しました。
切り口を水に濡らしてルートンをしっかりとまぶし、土の中に挿して倒れないようにしっかり植えて、たっぷりと水を与えます。
ただ、挿し木の作業中に、もし根がボーボーに生えてきても一体誰が欲しがるのか、という疑問が湧いてきて「う~ん・・・」となりました。挿し木では根も太くならないでしょうし、観賞用としては適さないでしょうから。
こっそり庭に植えるか、実家にしれっとおいてくるか・・・。ま、挿し木自体成功するかどうかもわかりませんから、もしも元気に根を張ってくれたらその時にまた考えるとします(棚上げ)。
TAGS: ガジュマル | 2019年9月1日