毎日飲むコーヒーを嗜好品にしないために
どんなに忙しい朝でも、コーヒー豆を挽いて淹れることが日課になっています。
辛い朝を起きる動機になるくらい、自分にとってコーヒーを淹れることは楽しみであると共に、今や大切な習慣となりました。コーヒーを飲んで1日のスイッチを入れる、そんな毎日。
ただ、世間ではコーヒーが嗜好品扱いされるように、そこそこの出費になってしまうことが唯一の難点。我が家では自分一人しか飲みませんが、それでも毎日20g~30g使いますから、買ってきてもすぐに無くなります。
まぁ焙煎してから新鮮なうちに飲んだ方が良いに決まっていますし、最近はお金を使う機会も段々と減っていますから、そのくらいは大した負担でもないのですが・・・。
そんな折、新たなジーンズを探し求めて上野のアメ横を訪れた際、良いお店を発見しました。
海産物や乾物などを扱うお店が集まるアメ横開運食品街の中で、若干毛色の違う印象のコーヒー・ビタールさん。
目的のお店に向かう途中でコーヒーを焙煎する良い香りがして、引き寄せられるようにして覗いてみると、狭小の店舗には所狭しと輸入品のコーヒーや紅茶、オリーブオイルなどが並び、一見すると輸入食品卸店のよう。
ただし、奥では忙しくコーヒー豆を焙煎しており、樽には焙煎が終わったコーヒー豆が並んでいました。
値札を見てみるとその価格の安さにビックリ。自分が一番好きなエチオピア産のモカイリガチェフが200gで620円。普段購入するより500円近く安く、5~6割程度。
コーヒー豆の種類自体はそれほど多くはありませんが、自分が好きな酸味の強いアフリカ産もエチオピア、ケニア、タンザニアと要所を押さえた品揃え。
注文してから焙煎するのではなく、既に焙煎済みの豆を販売しているため、鮮度と味が気になり、試しにモカイリガチェフを200gだけ購入し、淹れてみました。
お湯を注ぎ蒸らすとすぐにきれいなドーム状に膨れ上がり、エチオピアモカ特有の柑橘系の香り高いコーヒーを楽しむことができました。
これには嬉しくなり、1週間と空けずに再訪し、今度はケニア産ガツラ農園のコーヒー豆も購入。こちらもモカイリガチェフとはまた違った、心をくすぐる香りで満ち溢れており、ハズレ無しと判断。
毎日楽しむものだから、コーヒーは嗜好品であってはならない。デイリーワインならぬデイリーコーヒーとして長くコーヒーを楽しむため、自分にとって欠かすことのできないお店になりそう。
今後、アメ横へは足繁く通うことになりそうです。
2019年10月28日