【投資】つみたてNISAのファンド選び(債券・REITの取扱いがない誤算)

投資・マネー

非課税口座の運用は、これまでSBI証券の一般NISAで行って来ましたが、2020年からは楽天証券のつみたてNISAに変更して新たに運用を開始します。

【投資】NISA:2020年から楽天証券のつみたてNISAに変更
これまでメインの証券会社であるSBI証券でNISA口座を開設していましたが、こと投資信託の積立に関しては楽天証券の「楽天カード決済」サービスの恩恵には敵わず、2019年をもってSBI証券の"NISA"口座を廃止、2020年からは楽天証券で"つみたてNISA"で投信積立を開始します。投資信託の積立においては、既に楽天カード決済を使い、楽天証券の特定口座で投資信託を積み立てていましたが、来年からは新たに開設した"つみたてNISA"の非課税枠(年間40万円)を投資信託の積み立てに充てる予定。既に特定口座で...

で、楽天証券の楽天カード払いで特定口座預りとして積み立てていた投資信託を、つみたてNISA預りに変えるべく設定変更をしようと思ったところ、株式ファンドはできるのに債券とREITは変更できない!

そりゃあそうですよね、つみたてNISA対象商品は148本に限定されており(2019年10月1日現在) 、債券やREITはバランス型ファンドに組み込まれた分を除き対象外になっているんですから。

「インデックスファンド=つみたてNISAの対象商品」だと勝手に勘違いをしていたことが原因です。あべし!

そんなわけで、これまでは目標とするアセットアロケーションを基準に、主にインデックスファンドを組み合わせて積立購入していましたが、つみたてNISAで非課税枠を使い切ろうとするとどうしても株式偏重になってしまいます。

ただ、そこで今まで実践してきた投資手法が、果たして本当に良いのかを再考するきっかけになりました。

そもそも非課税の恩恵を最大限に享受するためには、期待リターンの薄い債券などはNISAには向いていません。

仮に非課税枠を債券に避けたとしても(バランス型ファンドなら可能ですが)20年間という長きに渡り非課税の恩恵を受けるなら、非課税枠を債券で運用すべきではないと感じます。

もう1つはアセットアロケーションの考え方。

リスク管理上、自分に許容できるリスクの範囲内で最も効率的なリターンを得るための資産の組み合わせがアセットアロケーションの考え方ですが、これにはずっと疑問もあって。

大した資産規模でない自分のポートフォリオにアセットアロケーションの考え方を当てはめるのは果たして適切なのだろうか、と。確かにリスクをパーセンテージで考えると結構大きく感じますが、金額に換算すると意外に大したことない損失だったりするんですよね。

仮に1年間で資産が20%棄損したところで、金額にすると「まぁこんなもんか」と思えるレベル、そんな中で債券を組み入れることは果たして適切なのかというモヤモヤしたモノがずっとありました。

2019年までの積立ファンド一覧。目標割合にリバランス調整を加えて積み立てていた

まぁ、そんなこんなで自分の勘違いから思わず運用方針を考え直すことになったわけですが、結論から言うと、今年から当面アセットアロケーションについては無視をして、株式中心で運用していくことにしました。

もちろん投資する旨味を感じたら債券もREITもスポットで買うことはありますし、アセットアロケーション自体は将来的に活かしたいのでこのまま保持、既に保有する債券やREITなどもこのまま保有し続けます。

2020年からの積立ファンド一覧。先進国株85%、新興国株15%とシンプルになった

今回のつみたてNISAの非課税枠で積み立てるファンドは、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)を85%、eMAXIS Slim 新興国株式インデックスを15%とし、年間40万円の非課税枠を使い切るように設定しました。iDeCoと大体似た感じです。

iDeCoは先進国株70%、新興国株30%ともう少しリスクを取っている

債券やREITなど、アセットアロケーションをフォローするためのファンドや現物資産の購入については、今後投資余力などとも相談しながら追々検討してまいります。

ただ、そんなに資金が潤沢にあるわけでもありませんから、当面はつみたてNISAで資産を積み上げつつ、余力があれば毎月第3木曜日に現物株を買う、というスタイルになろうかと思います。

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