【投資】2020年2月の資産運用の状況
「投資運用状況」ページを更新しました。
1月の下落は一過性の調整だったかのように再び株高で始まった2月の株式相場。ドル高の進行もあり、1月の値下がり分をいとも簡単に埋め、資産を大きく膨らませるかに見えました。
しかし、後半に入ると新型コロナウイルス(COVID-19)が実体経済に与える影響が顕在化し始め、様相は一転。株価急落に加え、為替も逆流し始め、相場が大きく波打ち、翻弄されました。
つい1週間前とは相場が180度転換しているにも関わらず、自分の中ではまだ上昇相場は続いており、一時的な調整と思い込んで押し目買いに動いた結果、傷口を広げる形となりました。
買付余力があり、持て余し気味だったところに訪れた待望の株価下落にまんまと飛びつき、買い急いでしまった感は否めません。タイミングとしては裏目裏目に出ているように思い、改めて投資下手を痛感しています。
そんなわけで、新型コロナウイルスの動向に翻弄された2月の運用状況についてご報告します。
2月の取引の状況
さて、2月は以下の銘柄を購入しました。
12月決算発表が出揃い、業績予想も2020年と2021年の見通しに更新されたことから、それをもとに計算し、割安感のあったレイセオン(RTN)とユナイテッドヘルス(UNH)をそれぞれ新規で購入しました。
ルールに従い第3木曜日に買い増したが、直後に株価暴落&ドル安のWパンチを喰らい、UNHは買った翌日に買値から8%、翌々日には15%も株価を下げて、もう笑っちゃいます。
そんなわけで、2月の第4週に、良品計画(7453)の新規購入、スリーエム(MMM)とプロクター・アンド・ギャンブル(PG)の買い増し、そしてUNHとRTNのナンピン買いと次々資金投入しました。
現在のところ、この押し目買いが結果的にプラスに働いたかと聞かれると、その後も株価は続落し、自ら傷口を広げている感は否めません(汗)。今回、通常の3カ月分くらいの資金を投下してしまったので、少し頭を冷やします。
2月末のアセットアロケーションの状況
次にアセットアロケーションの状況について報告したいと思います。
株式は全体的に大きく下落しましたが、日本株と先進国株は押し目買いをしているため割合を増やしています。
一方、これまで堅調だったJ-REITがここに来て大きく値崩れし始めており、債券と金(ゴールド)がポートフォリオ全体の落ち込みを幾らか緩和してくれています。
しかし投資対象の中心はやはり株式ですので、3月も株価が下落し、押し目買いを続けていずれ資金が尽きた場合には、逆相関で値が上がっている債券とゴールドを売って投資資金を手当てする予定です。
2月の配当金の状況
配当金の内容は以下の通りとなっています。
2月の受取配当金の合計は、昨年同月対比で+59%と大幅な増加となりました。昨年は無かったシグマ光機(7713)の配当金に加え、アッヴィ(ABBV)の増配、そしてPGは買い増しにより配当金が倍になっており、それらが効いています。
高配当株は株価低迷で含み損を抱えるリスクや減配リスクなどがあり、それが結構ストレスなので私は配当至上主義ではありませんが、次の投資の原資になること、投資をしている実感を得られることなどからやはりもらえると嬉しいものです。
私は安定的なEPS成長を一番の投資基準に据えていますが、お小遣いの範囲だけではニューマネーを投下するにも限界がありますので、再投資の原資になる配当金も欲しいのは正直なところ。
石油株やたばこ株など高配当銘柄に投資をするか、増配率の高い銘柄に投資をするかで悩むところですが、心穏やかに保有し続けられるのは後者かな。できる限りストレスの掛からずに今後も配当金を享受できる方法を模索していきます。
保有銘柄と資産の推移
最後に、保有する銘柄と資産の推移は以下の通りです。
資産総額は前月対比で▲6.68%と1月に続き続落しました。含み益と現金が大きく減り、新規購入で投資額を膨らませています。この機に種を蒔いたと言えば聞こえはいいですが、果たして思い通りに芽は出てきてくれるでしょうか・・・。
投資は皆が見向きもしなくなった時に、不安を押し殺して買ってこそ良いリターンが得られるもの。
世間の不安の声には耳を貸さず、また底値で拾おうともせず、自分の納得できる価格をあらかじめしっかり算出し、指値に到達するたびにコツコツ拾っていきたいと思っています。
TAGS: 運用報告 | 2020年3月7日