【投資】高配当株への投資戦略見直し、ETF(SPYD)を活用します

投資・マネー

新型コロナウイルスに端を発した株価暴落で資産は絶賛激減中ですが、今回の急落を受けてポートフォリオの問題点が浮き彫りになり、投資戦略を見つめ直すには良いきっかけになっています。

今回実施する改善点の1つとして、高配当株への投資戦略を見直すことにしました。

浮き彫りになったポートフォリオ(資産管理上)の問題点

私のポートフォリオは銘柄数が多いことに加えて、バリュー株や高配当株が混在しています。これまで様々な投資手法に触れてきて、その都度感化されてきたせいですが、一言で言うと節操がなく一貫性もありません。

株が順調に上がっている時はそれでも良いのですが、今回のように株価が全面安に陥ると、投資余力の関係上、保有する全ての株をフォローすることはほぼ不可能となり、見捨てる銘柄が出てきます。

そして自分の場合、見捨てることになる銘柄の多くは高配当株ということになります。そこで、これら高配当株は個別株から今後ETFに切り替えていく予定です。

高配当目的の投資はリスクが高く性に合わない

高配当株投資を個別株からETFに切り替える大きな理由は、リスク管理及びストレス負担の軽減です。

再投資の源泉となる配当は欲しいけど、高配当株に付きまとうリスクはそれ以上に大きいと感じています。

例えばバイオ株はパテントクリフ(特許切れ)の問題、エネルギー株は地政学的リスクを常に孕み、タバコ株に至っては訴訟リスクや法規制、喫煙者の減少にSDGの面と、楽観視できる材料は一切見当たりません。

高配当にはそれなりの理由があるわけで、リスクが現実のものとなれば減配と株価急落が待っています。いつ起こるかわからないリスクに怯えながら配当を享受することに、いくら高配当とは言え割に合わないな、と感じていて。

それに、高配当株は業績がパッとしませんから、いくら配当は高くてもそれ以上に含み損となれば保有しているだけでストレスですし、株主優待投資と同様、高配当株投資は自分の性に合わない気がしています。

配当を享受しつつリスクを分散させるためにETFを活用

結局のところ、自分のリスク許容度とストレスの観点から、高配当株投資は自分にとって投資の中心になることは無く、サテライト投資の域を出る可能性はほぼゼロと判断。

銘柄をあれこれ保有することで所有欲求はこれまで十分満たされましたから、今後は高配当株への投資戦略を見直し、便利なETFを活用しようか、と。

そんなわけで、フォローする対象(銘柄数)を絞り込む観点と、高配当株に感じるリスクとストレスを軽減する観点から、高配当株目的の投資は1本のETF絞り込むことにしました。

SPDR ポートフォリオ S&P500 高配当株式ETF(SPYD)を活用

選んだETFは「SPDR ポートフォリオ S&P500 高配当株式ETF」(SPYD)。ステート・ストリート社の高配当株式ETFで、S&P500の中から高配当な上位80銘柄を均等に組み入れるETFです。

日本にいては買えない米国のREITなどもポートフォリオに含まれているのが特徴的で、他の高配当株式ETFと比べても配当利回りは高め。経費率も0.07%と申し分ありません。配当利回りは5%後半~6%台と高水準です。

減配や株価急落でも80銘柄で分散していますから、個々の影響は分散されますし、1月と7月に銘柄を入れ替えがあり、株価が上がり割高になった株を売って割安な株に入れ替えてくれるので、買ったら売れない性分の自分にとっては助かります。

そんなわけで30ドルで指値をしていたところに引っ掛かったため、打診買いを済ませています。

ETFに集約することで保有株の1/3を管理除外に

組み入れ銘柄を見てみると、フィリップモリス(PM)やエクソン・モービル(XOM)など、高配当株投資の主軸になる銘柄はもちろん、アッヴィ(ABBV)やゼネラル・ミルズ(GIS)、Lブランズ(LB)など、現在保有する銘柄も多数含まれています。

また、これまで高配当故関心はあったもののリスクを考えると投資に躊躇していた銘柄も多く含まれています。これらの所有欲求も間接的に満たせるのは助かります。

これまで高配当を目的に投資をしていた株は、ABBV、GIS、LB、PM、XOMの他、ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BTI)、アンハイザー・ブッシュ・インベブ(BUD)など。

これらは今後も売却こそしませんが、今回を機にETFに委ね、定点観測及び買い増しを停止します。これにより、管理する銘柄数が減り、高配当株が抱えるリスクを考える必要もなくなります。

今回の投資戦略の見直しも含め、自分の性に合う・合わないが段々と見えてくるようにはなりましたが、相変わらず自分の投資スタイルが確立されていないように感じます。

暗中模索が続きますが、引き続きストレスが無く、効率的で自分の得意とする投資手法を探っていければと思っています。

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