黒靴、漆黒に輝いて
その週に履いた靴を金曜日に磨いて終える習慣づけを目指していましたが、慌ただしいと思った通りにルーティンが回らず、土曜日、日曜日にずれ込むことも増えてきました。
習慣づけのためには初志貫徹しなければ意味が無いのですが、仕事と家庭の両立、更には1週間の疲れから子どもを寝かしつけたまま自分も寝落ちしてしまうこともしばし。
最低ブラッシングだけでもしておくと週末も気持ち良く迎えられるのですが、なかなか身体が言うことを聞いてくれません。
そんなわけで、少し手間省いてでもケアはしてから金曜日を終えようと、クリームは週1色と決めて簡素化し、今回は黒靴だけを磨くことにしました。
雨に打たれたCheaney(チーニー)のストレートチップとChurch’s(チャーチ)のDiplomat(ディプロマット)は手入れ必須。
毎週履いているBolero(ボレロ)のロングヴァンプとJohn Lobb(ジョンロブ)のPhilipⅡ(フィリップ2)にもクリームを入れました。
なるべく毎週磨くようにはしているので、クリームの厚塗りだけは注意して、通勤の電車内で削られた部分を中心にクリームをごく薄く伸ばしていきます。
クリームが浸透するのを待つ間に子どもを寝かしつけたりランニングをしたりと無駄なく時間を使い、眠い目をこすりながら最後の力を振り絞ってブラッシングを施し、終了。
ひとえに黒靴といっても、この4足は個性が大きく異なり、それぞれ明確に役割が決まっています。ここに今年はまた全然違った個性を持つオボイストモデルが加わる予定で、今から本当に楽しみです。
手のかけ具合は別にして、金曜日に靴の手入れを済ませると1週間をやり切った感じがして心底解放された気がしますし、週末を迎えた時の気分が全然違います。
ルーティンをこなすことにこだわり過ぎるとプレッシャーになり嫌になるので、ブラッシングなど最低限やるべきことだけはキープしつつ、あとは気持ちと時間の余裕次第で幅を持たせるようにした方が長続きしますね。
今週から在宅勤務が始まることになり、黒靴の出番は特に激減するでしょう。しかし、要所で担う黒靴の存在は大変大きいので、しっかり磨いて来たるべき時に備えます。
2020年4月7日