【投資】レイセオン・テクノロジーズ(RTX)誕生!勝手に一般預りに払い出された件
ユナイテッド・テクノロジーズ(UTX)とレイセオン・カンパニー(RTN)が合併し、市場では4月3日から新会社レイセオン・テクノロジーズ(RTX)での株取引がスタートしました。
今回のコーポレートアクションにより、RTN1株につきRTX2.3348株が割り当てられました。端数は後日現金精算されるそうです。
今回のコーポレートアクションにより、特定預りだったRTNの株式は同日付で一般預りに移されていました。
SBI証券で特定預りから一般預りに勝手に払い出されるのはこれで2度目の経験なのでさほど驚くこともなく、薄々感づいてもいましたので「やっぱり」と言った印象。
SBI証券で米国株のコーポレートアクションがあると大抵特定預りから一般預りに払い出されちゃうんですよね。今回は合併による株式交換でしたが、前回はスピンオフの際に、やはり一般預りに払い出されてしまいました。
ちなみにこのコーポレートアクション後の対応については証券会社ごとに異なるようで、ハネウェル(HON)をマネックス証券で保管していた時にアドバンシックス(ASIX)のスピンオフを受けた際はHONもASIXも特定預りのまま。
一方、SBI証券に移管した後にHONからギャレット・モーション(GTX)がスピンオフした時や、同じくレジディオ・テクノロジー(REZI)をスピンオフした時は、皆一般預りに放り込まれちゃったんですよね。
今回のSBI証券からの説明では「別会社の株式になったため、証券口座内の税金計算ができなくなったため」とのことでしたが、株式を処分した時の取得価格の証明は俄然大変になりますね。
RTNからRTXへの株式交換に際して、マネックス証券や楽天証券がどのように取り扱ったのかは確認できていませんが、SBI証券の場合は何かあるとすぐに一般預りに払い出しちゃう印象です。
さて、肝心の株価ですが、RTXでの取引開始直後に株価は急落し、45ドル台まで下げる場面がありました。
合併による材料出尽くしと、ボーイング(BA)やエアバスなどに部品を供給する巨大航空・防衛企業ゆえ、今回の新型コロナウイルスの航空業界への影響やBAの財務上の問題などに影響を受けている様子。
すぐに買い増したい衝動を堪えていたら株価は少し戻ってきましたが、まだまだ安値ですのでこのままいけば今月の買い増し候補はRTXになりそう。
レイセオンと、オーチスとキャリアをスピンオフした後のユナイテッド・テクノロジーズとの合併で、選択と集中を図った新会社レイセオン・テクノロジーズ。同社に対しては、今まで以上に投資に前向きになっています。
ハネウェル(HON)やロッキード・マーチン(LMT)もありますから、宇宙防衛セクターは少々偏重気味ですが、割安感のあるうちにコツコツ買い集めていきたいと思います。
TAGS: RTX | 2020年4月9日