【投資】ハネウェル(HON)からスピンオフ、ギャレットモーション(GTX)を無償割当

ハネウェルから2度目のスピンオフを受けました
9月、ハネウェル・インターナショナル(NYSE:HON)が倉庫自動化事業であるTransnorm(トランスノーム)の買収と、Garrett Motion Inc(ギャレット・モーション、NYSE:GTX)のスピンオフを発表しました。
トランスノームは、電子商取引や宅配業者に製品やパッケージを輸送するエンジニアリングコンベアソリューションを提供しており、年間売上高は約1億ユーロ。今回の買収は、電子商取引の成長により2桁のペースで成長する倉庫自動化市場でのハネウェルの地位確立・強化が目的とのこと。
一方のギャレット・モーションは、世界中の排気ガスの削減と燃費の大幅な向上を要求する規制に対応しながら、軽工業車のオリジナル機器メーカーやアフターマーケット向けのターボチャージャーや電気ブースティング製品を提供しています。
(スピンオフで無償割り当て)
今回のスピンオフでは、ハネウェルの株式10株に対し、ギャレットの株式1株が無償で割り得てられました。ハネウェルの株を保有してから、私にとってはこれが2回目のスピンオフです。

さて、今回のスピンオフの影響で、いささか不可思議なことがありました。特定口座に入れていたHONが一般口座に変わってしまったのです。無償割当のGTXも一般預かり扱いとなっています。
ASIXがスピンオフの時はマネックス証券で保有しておりましたが、その際はどちらも特定口座扱いでした。現在は米国株の大半をSBI証券に移管していたのですが、どうやら証券会社によってスピンオフ時の対応が異なる様子。
(一般預かりへの払い出しも明記)
SBI証券に尋ねたところ、「厳密にはスピンオフさせることで取得単価にも何らかの影響が出るはずだが、その算出は難しいため、一般預かりに払い出してしまう方針」とのこと。同様の取り扱いをする証券会社もあれば、マネックス証券のように特定預かりのままの会社もあるそう。
一般口座ですと確定申告が必要ですが、後日一般預かりへの払出明細書が郵送されてくるそうですし、どうやら一般預かりでも円建の取得単価は残るようですので、証憑資料は問題なさそう。
外国税額控除のため、毎年確定申告しているので私はさほど面倒とは感じませんが、源泉徴収がされないので不便に感じる人もいるかもしれませんね。それに、証憑書類は絶対に無くさないようにしないと。
何はともあれ、タダで株が貰えるというのは、何ともお得な気がして嬉しいものです。
ハネウェルは特に大好きな銘柄ですから、今後も成長性のある事業には買収等を通じて積極的に強化し、本業とは異なる事業はスピンオフさせて筋肉質な企業体質を作り、市場におけるプレゼンスをさらに高めていってほしいと思います。
TAGS: GTX・Honeywell International(HON)・スピンオフ | 2018年10月5日