【RUN】月間100km×12カ月チャレンジをクリア!達成の要因を振り返る

ランニング

例年にない異例な長さの梅雨でしたが、それでも7月は雨の間隙見計らってコツコツ走り、結果は合計15走、117kmと、今月も月間走行距離100kmをクリアしました。

そして、とうとう月間100kmを1年間継続することに成功しました!これでようやく趣味のランニングから、生活習慣の一部になったと胸を張って言えるかもしれません。

1年前まではたびたびひざのケガに泣き、走ったり休んだりを繰り返していましたが、昨年夏から安定的に走れるようになり、1年後の今となっては、もはや以前のようにケガに怯えながら走るようなことも無くなりました。

月間100kmは本格的に走る人にとっては大した距離ではありませんが、私の場合ランニングは生活リズムに好循環を生むためのきっかけでありドライバーのようなもの。ケガなく走れているだけでポジティブな影響を享受できます。

一度生活リズムが崩れると、どこから手を付ければいいかと混乱しますが、まずランニングから着手すると大体上手く回り始めます。ランニングは生活習慣やリズムを安定的に回すための基盤に様なモノです。

ストレスは発散され、混乱気味だった頭もスッキリと整理されますし、何より走ることで他の物事に対しても前向きに取り組むことができます。ランニングの無い生活は今や考えられません。

そんなわけで充実した生活が送れるかどうかはランニングに掛かっていると言っても過言ではありません。もちろん、ケガをしたら一瞬でダークサイドに落ちます。ケガをして走れなかった頃へは二度と戻りたくありません。

そのため、負の連鎖のトリガーを引かないためにもケガをしないことが第一ですが、その他、今回目標を達成できた理由には主に5つの要因に集約されると考えており、今回はその5つをご紹介します。

1.細かい目標設定をしない

これまでの経験から学んだことですが、細かい目標設定はしないこと。詳細な目標や計画を立てているだけで既に走ったかのように錯覚に陥り、満足してしまいがちです。そして綿密な計画ほど、あたかもその通りに走れると過信します。

しかし、天候不順や身体の調子次第で、計画を変更しなければならないことが多く、目標や計画がかえって焦りや無理なランニングにつながり、ケガを招く原因になることが多いです。

一度ケガをすると必然的に1カ月以上ランニングを休まねばなりません。細かい目標設定は過度なプレッシャーになり得ることを理解し、それからは「月間100km」程度の目標でもない、あくまで”目安”だけ定めて走るようにしています。

2.考えながら走る(変化に対応)

過度なノルマが無いと、身体の状態に耳を澄ませて走る余裕が生まれます。あまり気乗りしない日でも、一度走ると決めた以上は雑念を払い走ることに集中すること。特に、走るフォームと身体の状態に気を配りながら走ります。

早く走り終えたいという気持ちが先行すると、気持ちが散漫になりケガをします。音楽を聴きながら走るのも、気が散漫になりケガのリスクが高くまるため、私は避けています。

例えば、走り始めて早い段階でヒザがジンジンすると感じたら、ひざが足が開き気味で走っていないかを確認し、意識してももとひざを寄せて走るようにすると、走っているうちに大抵痛みは消えます。

股関節に痛みを感じたら、柔軟不足。強烈な痛みが走って急に走れなくなるようなことはすぐにはありませんが、悪化させないように距離は切りのイイところで早めに切り上げ、走り終えたらしっかり柔軟をします。

ふくらはぎに攣るような痛みが走ったら、長引く可能性もあるので早めに切り上げて冷やし、安静にします。ふくらはぎは無理をすると1週間以上走れなくなる可能性がある箇所です。継続的に走るなら早めに切り上げる勇気も必要です。

違和感を感じてからも「とりあえず走り切ってからどう対処法を考えよう」とすると焦って走ることになり、走り終えた頃には既にケガが悪化しています。

走りながら次々に起こる身体の変化を敏感に察知し、症状を過去の事例をぶつけ、対処しながら走る、時には足を止めるという判断を下す、そんな風に考えながら走り続けることを心掛けています。

3.ストレッチの徹底により再発を防ぐ

以前はケガが治っても、ランニングを再開して少しするとまたケガを再発させて・・・を繰り返していましたが、走る以上に柔軟運動を徹底的に取り組んだ結果、ケガの再発は完全に無くなりました。

1年間走り続けてきて、走る以上に柔軟は大切だと改めて強く感じます。特に伸ばすべきは股関節、ももの裏、お尻の筋肉の3カ所。ひざ痛の原因はひざではなく、これらの筋肉が硬直している影響によるところが大きいです。

ランニングをする上で可動域の大きい部分が委縮していると、ランニングフォームが崩れてひざに負担が掛かり、間接的に影響が出て最終的に一番負担の大きいひざに痛みが走ります。

そのため、いくらひざを柔軟しようとぐるぐる回したところであまり意味はありません。

4.自分に合うギアを常に模索し、定期的に買い替える

常に自分に合うギア(ここではランニングシューズになります)を模索し、定期的に買い替えることでケガを防ぐことにつながります。ランニングシューズ1足なんて、セール等を利用すれば大した金額ではありません。

一度ケガをした時の治療費に比べたら安いモノですし、「新しいシューズが履ける! → モチベーションが上がる!! → 毎日楽しく走れる!!!」と走る上でイイ効果しかありません。

3足ほどローテーションすれば消耗も抑えられますし、同じシューズばかり履くと練習の効果も限定的なので、違ったタイプのシューズを揃えるとイイでしょう。

ナイキなら半年に1度はセールがありますから、定期的に訪れるセールの機会を買い替えの目安にしてもいいと思います。なお、ランニングシューズの買い替えのシグナルについては後日ブログに書く予定です。

5.サプリ類には極力頼らない

サプリなどを摂取するようになると、つい今まで以上に走れるようになると勘違いしがちですが、サプリなどを摂取しても直接的にタイムや距離には反映しませんし、仮に恩恵が受けられても範囲は限定的です。

日常過不足ない食事が摂れていれば、たとえ毎日走っていたとしてもサプリの摂取は必要ありません。身体に不調が出た際に改めて不足しているモノは何かを考え、補えばいいのです。

私は鉄欠乏性貧血を自覚しても、サプリではなく鉄瓶の白湯を飲んで解消しました。サプリによる過度な期待と過信が、ランニング時の無理な走りを誘発します。

一時飲んでいたBCAAでさえ、飲み切った後は一旦中断しています。先にも触れましたが、目標を立てたりサプリを飲んだりすることは、半分は自己満足、半分は自己暗示のためであり、過度な自信を持ち、ランニング中の思考停止を招く可能性が高いです。

この先12カ月の目標について

とまぁ、月間100kmを12カ月継続できた5つの要素についてまとめましたが、あくまでも個人的感想ですので、ご参考まで。

次の目標はまだ決まっていませんが、距離を延ばせばその分ランニングに要する時間が増えることになります。1km5分換算で、10km増やせば約1時間、20kmでは約2時間を新たにランニングに割かねばなりません。

与えられた限りある時間には、もちろん家族との共有の時間もありますし、虎の子のひとり時間は他の趣味にも割く必要がありますから、ランニングだけに充てるわけにもいきません。

自分の中で走り続ける意義は変わりません。走ることで生活に好循環とポジティブ思考をもたらし、体型と健康を維持すること。美味しいモノを気兼ねなく食べるなど、生きる上で他の物事にも良い影響を与えるための手段です。

ランニング自体は自分の人生の目標ではなく、人生を豊かにするためのあくまでも1つの手段に過ぎません。そのため生活に無くてはならないランニングではありますが、優先順位はそこまで高くはなく、そのことは取り違えないよう常に自分に言い聞かせています。

今後は1回に走る距離を長くする日を増やしていきたい。例えば月1回は20km以上走る、など。いつまでも短距離ばかり走っていても実力は付きませんから。

ただ走る、ではなく目的と意義をしっかり確認しながら、人生をより充実したモノにするためのドライバーとしてランニングを位置付け、今後も走り続けていきたいと思います。

この1年間、ケガ無く走ることができたことに心から感謝し、今後も楽しく走り続けていきます!

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