南国へ行けないコロナ禍の夏休みをソテツと過ごす
夏場はすっかり園芸オジサンと化しているgohkitiです。生まれ育った地元・埼玉県川口市、その中でも安行は植木の町として有名です。
道の駅「川口・あんぎょう」に併設された川口緑化センター「樹里安」や、JAあゆみ野農協安行園芸センターなど、直売所が集中しており、各農園から集められた様々な植物を気軽に購入することができます。
で、この日の目的は蘇鉄(ソテツ)。
一括りにソテツと言っても、実に様々な種類があるんですね~。それまであまり知りませんでしたが、鱗のような外皮のモノや、鮮やかなオレンジ色の産毛に覆われたモノ、葉の楕円形のメキシコソテツなど、思わず目移りしてしまいます。
今回購入したソテツはこちら。いやぁ、ソテツが1つあるだけですっかり南国気分に浸れますね~(単純で安上がりな性格)。
選ぶ際に気にしたことと言えば、幹が太くて丸みを帯びていること、葉の緑が濃くて放射線状にできるだけ均等に葉を伸ばしていること、など。それに加えて、このうろこ状のような外皮に覆われた幹に惹かれました。
うろこと言うか、ちょっとパイナップルみたいですね。安い苗だと幹の外皮が枯れ木みたいで見た目があまりキレイとは言い難いので、直売所を3軒ほど回ってようやくお気に入りの苗に巡り合えました。
よく見ると1本ぴょろっと土の下から新しい芽が出始めています。植え替えの時に確認したら小さな子株が埋まっていました。
葉は3本伸ばしています。切れたりもしておらず、鮮やかで濃い緑色。葉が大きくなると場所も取りますが、これならまだ置き場所を心配するほどではありません。
ソテツは成長が遅く、栄養素が無くても根にバクテリアを宿しており、そこから窒素を吸収するそうなので肥料は少なめで良いとのこと。そのため、根腐れしないよう小ぶりのプラスチック鉢に赤玉土だけ入れて、水を控えめに与えて育てようと思っていました。
そんなわけで準備した7号鉢ではちょっと大きいかなぁと思ったのですが、思った以上に根がしっかりと張っており、7号鉢でもギリギリな印象。また、土も用意していましたが、買った時の土は結構粘土質な土で、結構な違いに切り替えるのに躊躇して、結局そのまま流用することに。
この夏は新型コロナウイルスの影響で、南国旅行はできませんから、少しでも南国気分を味わいたくて・・・なんて思っていたら、うだるような暑さに前言撤回したいくらいの陽気(汗)。
それでも、ソテツの葉の下にできる木陰が何とも涼しげで、その陰で日差しから守られながら伸びる新芽が何とも愛らしく、眺めては目から涼を取っています。
TAGS: ソテツ | 2020年8月17日