【投資】米国株:マイクロソフト(MSFT)を新規購入
今更ながらマイクロソフト(MSFT)を新規購入しました。言わずと知れたIT業界の巨人です。
古くはOSのWindowsやExcel・wordなどのOfficeソフト開発のイメージを持ちますが、現在はCEOサティア・ナデラ氏のもと、ハードのSurfaceやゲーム機のXbox、クラウドサービスのAzureなど、IT全般を幅広く展開。
Macrosoft 365(旧・Office 365)でサブスクリプション化を進める他、コロナ禍で注目されるリモートワークに役立つTeamsの需要も急増しています。
今月は既に月一の株の買付を既に実施しておりますが(第3木曜日に買うルール)、今回は同時に2銘柄の売却処分も行っていましたので、MSFTの購入には処分した株の資金を充当しました。
ずっと気にはなっていたものの、既に多くのインデックスファンドの上位に組み入れられていることや、3月以降の株価急騰でこのタイミングの購入には高値掴みの懸念があり、今更な感じはどうしてもついて回ります。
しかし、それよりも今回のコロナショックで自分自身のポートフォリオの脆弱性が浮き彫りとなり、今回MSFTはリスク分散と補強のために組み入れることにしました。
自身のポートフォリオを見てみると、保有する株は今回のコロナ禍に大なり小なり業績にマイナスの影響を受けており、IT・ハイテク株がほとんど含まれていないために大きく下落。その後の回復にも半年以上時間がかかってしまっていました。
そのため、IT・ハイテク株を組み入れて補強したいと考えるに至り、銘柄選定に当たっては3つの条件を挙げてスクリーニングしました。条件は以下の通り。
- 自分が良く知っている商品・理解できる事業であること
- コロナ禍が業績にプラスに働くこと
- 無配でないこと
①自分が良く知っている商品・理解できる事業であること
アドビ(ADBE)やアップル(AAPL)などは日常的に使っているため候補に挙がる一方、NYダウに採用されたセールスフォース(CRM)は正直きちんと理解できていないため、今回は脱落。
先日、保有銘柄の内、エクソン・モービル(XOM)とレイセオン・テクノロジーズ(RTX)が外れる一方、ハネウェル・インターナショナル(HON)が組み入れられたので、XOMの代わりに採用されたCRMでも良かったんですけどね。
②コロナ禍が業績にプラスに働くこと
ニューノーマル(新状態)への移行に恩恵がある銘柄が無いとポートフォリオが受けるダメージは想像以上に大きい。そのことを今回痛感しましたので、リスク分散の観点から今回のようなショック時にプラスに働く銘柄である必要があります。
宇宙・防衛株などはコロナショックでも業績自体に大きな影響はありませんが、業績に影響がないだけでは今回のようなショック時には株価は下がりますので、ショックがプラスに働くIT・ハイテクを組み入れる必要がありました。
COVID-19のような感染症が、今後また流行らないとも限りませんから。
③無配でないこと
IT・ハイテク株の中で「配当を出す」という条件を加えた時点でアップル(AAPL)かMSFTしか見当たらないのですが・・・。この時点で候補だったペイパル(PYPL)なども脱落となりました。
あくまでも心理的な問題ですが、配当がある方が値上がりするのをじっくり待つことができる一方、無配の場合は売却しないと何ら利益を享受できないため、常に利確のタイミングを意識することになり落ち着きません。
配当があれば、押し目買いにもさほど抵抗はありませんし、逆に株価下落時でナンピン買いする際も、更に値下がりし損失を広げるリスクがあるため、無配ですと買い増しに躊躇してしまいます。
配当があっても値下がりの損失補てんにはなりませんが、配当金を受け取りながら株価の回復を辛抱強く待つことはできますから。
そんなわけでハードに強いAAPLかソフトに強いMSFTかで悩み、AAPLは新製品発表のタイミングで業績の波が大きいことからMSFTに決めました。
正直両方買っても良かったのですが、AAPLは昔買ったってすぐに売ったことがあり、「あの時手放いしていなければ・・・。」という後悔があるため、今回は見送り。
余談ですが、MSFTは中国出張した際に「買いたい」と思って以来、既に3年が経過しようとしています。
GoogleやFacebookなど、米国IT企業が締め出しを喰らう中、WindowsやOffice、Office365(現Microsoft365)は現地で普通に使われており、中国でもビジネスのスタンダードであることに同社の強さを感じたことを記憶しています。
それからというものの、割高感が気になってずっと買えずにいましたが、当時買っていたら今の大きな恩恵を受けられたはずなのですが、まぁ過去を悔やんでも仕方がありません。
TikTokの買収はとん挫したようですが、ゲーム開発の米ゼセスタ社の親会社、ゼニマックスメディア社の買収を発表するなどM&Aは依然積極的で、案件もまだまだありそう。相乗効果が得られるなら大歓迎です。
動向を見守りつつ、更に株価が下げるようなら買い増しできるよう準備をして待ちたいと思います。
TAGS: MSFT | 2020年9月28日