【投資】資産整理(第5弾):ポートフォリオから4資産を除外へ
(最近は投資に関する投稿が続き、大変恐縮です。資産整理熱に火がついてしまい、年内にある程度済ませたいと考えており、もう少しだけお付き合いください)
過去4回の資産整理により保有株式の断捨離が少しずつ進んでいますが、そろそろ一段落してきたので、次は年内中に手を付けたいと考えていたアセットアロケーションの見直しに着手しました。
以前はリスクと期待リターンからアセットアロケーション目標を設定し、それに近づけようとしていましたが、運用する中で思うところがあり、アセットアロケーションを軸にした運用を一旦中断していました。
一番の理由は「リスク分散するほど資産規模が大きくないこと」、これに尽きます。億単位の資産ならばリスク管理も重要でしょうが、管理するのは取るに足らないポケットマネー、リスク分散したところで低減効果は高が知れています。
正直、自分の資産規模なら株式に全振りで良いのかも知れません。米国株一強状態の今だからそう思うだけかも知れませんが・・・。
ブログ的にも面白いかと思い、様々な資産クラスを組み入れてアセットアロケーションを構成し、興味の赴くままに銘柄を買い集めていましたが、そろそろ真剣に資産を整理してスリム化していこうと考えています。
これまで8種類の資産クラスに分散投資していましたが、不要と判断したのは日本株、外国債券、Jリート、海外リートの4つの資産クラス。それに伴い、インデックスファンドと一部個別株を売却しました。
1.日本株は段階的に処分して低減を図る
日本の人口減少、日本企業の収益力の低さなどを踏まえ、ずいぶん前から米国株に軸を移しています。高配当や株主優待に惹かれて保有している銘柄もありますが、今後業績を精査して特別保有する理由がない限り売却をしていきます。
既に処分済みと思っていたインデックスファンドが一部残っていましたので、今回全て売却しました。
2.外国債券は株式との逆相関関係を実感できない
株式と逆相関関係のあると言われる債券クラスですが、国内債券については逆相関を実感できる一方、外国債券についてはその実感を得ることができませんでした。逆相関がなければ外国債券に投資する意義の半分以上を失います。
株価と同じ動きをするのなら、債券ではなく株式に投資する方が良いですから。そんなわけで、まずはインデックスファンドを売却。ETFのLQDはもう少し精査してから改めて判断します。
3. Jリートは配当狙いなら日本株よりもマシだが・・・。
Jリートについてはアドバンス・レジデンス投資法人の1銘柄を除き、個別株とインデックスファンドを全て売却しました。
安定した配当を狙うなら、業績変動や減配のリスクを考えると日本株よりはまだマシだと思っており、使い道はゼロではないので今後大きく売り込まれた際は改めて買うかもしれませんが、今回は一旦手仕舞いに。
ただし、次に買い戻す際は、物流施設特化型か住居特化型に絞ります。
4.海外リートはコロナ後の様相が全く見通せない
Jリート以上に処分すべきと考えたのが海外リート。
アセットアロケーションを設定する際、過去のリターンの高さを理由に組み入れましたが、コロナ後の世界は市況が一変しているはずで、リスクに見合ったリターンが期待できるか不透明のため、全て処分することに。
Eコマースの伸長で物流センターの需要が伸びる一方、商業施設は落ち込み、リモートワークの普及でオフィス需要も長期的な下降トレンド、燻り続けるコロナの感染再拡大でホテル需要の回復も見通しが不透明など、不安要素が多くポートフォリオから外すことに決めました。
5.国内債券の逆相関を活かし資金待機
今回売却した資金の一部は、国内債券の買い増しに充てます。
国内債券は明らかに株式と逆相関の関係を実感しているため、株式にフルインベストせず、すぐに使わない現金余力は保険的に国内債券を買い増していき、株価が暴落した際には逆行高になる国内債券を売却して株式を買い増す計画です。
大きく変化したポートフォリオ
そんなわけで、資産整理第5弾実施後のポートフォリオは上記の通り。現金比率が10%を超えました。米大統領選の行方やコロナ感染再拡大に備えて、このまま少し多めに待機させておきます。
今後は、先進国株、新興国株、国内債券、金の4つの資産クラスに分散投資します。米国株と新興国株は毎月つみたてNISAで、金も純金積立で買い増ししていますが、国内債券はすぐに使わない資金を使って定期的に買い増していきます。
最終的に先進国株、新興国株、国内債券、金の4資産にまとめ上げるまでには何年もの時間が掛かると思いますが、スリムな状態になるよう少しずつ無駄をそぎ落としていきたいと思います。
2020年10月22日