越冬に向かう植物たち
我が家の手狭なベランダでも健気に成長してくれた植物たち。今年は例年に比べて離脱者が少なかったように思います。バオバブやユーカリのお世話のために毎日ベランダを覗くようになり、目をかける頻度が増えたおかげでしょうか。
そんな植物たちも季節の変化を敏感に感じ、一部は紅葉したり、葉を落としたりし始めました。そんな折、11月の3連休は季節外れの夏日を記録。ちょうどいいので、サボテンハウスの仲間たちには今年最後の灌水を行いました。
サボテンや多肉植物、塊根植物(コーデックス)など、サボテンハウスに入居する子たちは土が完全に乾き次第、サボテンハウスに防風・防寒のための蓋をして春まで休眠させます。
今年もたくさん花を咲かせてくれましたが、中には咲かない子がいたり、咲いても花が小さかったりと、例年と比べて少し寂しい感じでした。
きっと今年はユーカリに手が掛かり、サボテンたちの植え替えまで手が回らなかったせいでしょう。来年は全員一回り大きな鉢に植え替えてあげるからね。
今年播種して芽が出たバオバブは、特別寒さに弱いので早々に室内に取り込んでいます。いまだ緑色の葉を残していますが、気温の低下と共にいずれ落ちていくでしょう。
幹は多少太くなり、何となく木の幹らしくはなってきたように思いますが、まだまだ青く、頼りない印象。
完全に落葉したら水を断ち、来年まで休眠させることになりますが、いつまで水を与え続けるべきか、判断に迷います。よくよく観察して過剰な水やりだけはしないよう注意していきます。
今年一気に買い集めたユーカリは、狭いベランダにも関わらずずいぶん大きく成長してくれました。過去には散々失敗を重ねてきましたが、今年購入した子たちに関しては、ひとまずこの秋までは順調に育ってくれたように思います。
成長の早い子は今年だけで2回も鉢を替えるなど、成長目覚ましかったユーカリたちは秋にもう一段成長し、皆鉢が小さく感じられるほど。しかし、そんなユーカリたちも段々と紅葉が進み、落葉が始まっています。
レモンユーカリやレインボーユーカリなど一部小さい苗は家の中に移そうと思いますが、ほとんどはこのままベランダで冬を越してもらうことになります。
それなりに耐寒性はあるユーカリですが、みずみずしかった葉が次第に固くなり、ハラハラと枯れ始めるとどうしても過去の失敗が頭をよぎります。
そんな中でも我が家で一番大きなポポラスは、まだまだ元気いっぱいの様子。去年買った時と比べて2倍以上に成長し、幹もだいぶ太くなりました。
やはりある程度の大きさがあると季節の変化にも強いのでしょう。他の子たちもこの冬が乗り越えられれば、来年はもっとずっと楽に越冬できるはず。
こうして見てみると、いずれも鉢が小さく、今すぐにでも植え替えてあげたくなってしまいます。もちろん冬の直前に植え替えるわけにもいかず、一回り大きな鉢に植え替えたところで置く場所に困ってしまうので春まで持ち越しですが。
冬の間に植え替えの準備を万全にしておくので、どうか全員無事に冬を乗り越えてくれますよう。祈る気持ちで本格的な越冬準備を進めます。
2020年11月27日