【投資】米国株:リサイクル建材のアゼク(エイゼック・AZEK)を新規購入
新型コロナウイルスで生活様式が大きく変わり、在宅勤務やリモートワークが急速に普及し、郊外の広い家に引っ越す人が増えているのは、世界的な流れとなっています。
低金利も追い風にホームビルダーは堅調、また住宅関連でホームセンターなどもコロナブーストが掛かり、業績は堅調に見えます。
コロナワクチンの接種がいよいよ始まりますが、コロナで変わった生活様式のいくつかは元に戻ることなく、今後定着していくように感じ、住宅関連の需要もまた、ワクチン普及が進んでも続くものと考えています。
そんなわけで、遅れ馳せながら11月にホームデポ(HD)を購入し、更に買い増ししようかと思っていましたが、住宅関連で別の銘柄が気になり、打診買いしてみました。
購入したのは廃材を再利⽤したプラスチック⾓材・建材を製造するAZEKカンパニー(AZEK)です。
2020年6月にIPOした企業で、特にアウトドアリビング(デッキやベランダなど)で用いられる、劣化し難くメンテナンスも少ない製品を設計・製造しています。
製品は主に、デッキ、⼿すり、エクステリアトリム、アクセサリーなどのアウトドアリビング製品の⾰新的なポートフォリオに加えて、パーテーション、ロッカー、収納ソリューションも提供しています。
ホームページの写真を見ても大変美しく魅力的ですが、これらの製品材料にはプラスチック廃棄物、再⽣⽊材、スクラップなどのリサイクル品が使われており、これにポリ塩化ビニールなどを混ぜたりコーティングしたりして整形されています。
そのため、腐食や変色、シロアリ被害などを防ぐことができ、メンテナンスの手間とコストを大幅に抑えることができる点で付加価値の高い建材です。
売上⾼成⻑率は年率15%程度とまずまずですが、廃材をリサイクルしてメンテナンスの少ない付加価値の高い製品を生み出すというAZEKのビジネスは大変魅力的で、最近注目されるESG投資の面からも評価されるものと思います。
2020年も営業損失が続いていますが、業績連動型株式報酬の負担増による一過性の損失であり、既に収益力はありますので、リスクよりもリターンへの期待の方が大きく、今回打診買いしました。
ESG投資って一過性のブームだと思っていたのですが、最近ますますニーズが高まっているように感じます。
既に手放しましたが、太陽光パネル製造装置のエヌ・ピー・シー(6255)でさえ、業績は不安定ながらESG投資対象として株価が急騰し、今や売却時から3倍近く値上がりして悔しい思いをしましたから。
IPOからのロックアップ期間を経て、今後株価がどのように推移するか、業績拡大への期待を胸に長期目線で見守りたいと思います。
TAGS: AZEK | 2020年12月16日