外出自粛中の過ごし方:ストレス解消法としての靴磨き
お恥ずかしながら、昨年末以来すっかり靴磨きをサボッていました。在宅勤務もあって革靴を履く頻度が落ちたとは言え、気がつけばシューズラックには履いたままで手入れのされていない靴ばかり。
靴磨きなんてステイホーム期間中こそガッツリ取り組めそうなものなのに、こんなに溜まってしまうと面倒臭いという気持ちが先立ってなかなか重い腰が上がらず。
しかし、中にはつま先をぶつけて削れてしまっている靴なども何足かあり、罪悪感からずっと気掛かりで、金曜日の夜「もう来週から履く靴が無いぞ」となってようやく行動に移すことができました。
今回まず最初に手を付けたのは、最も使用頻度の高い「一軍」と呼べる5足の靴たち。
使用頻度が高い分、擦れや削れなど痛みも相当で、ブラッシングだけというわけにもいかず、しっかりクリームを入れて磨きました。
茶靴はEdward Green(エドワードグリーン)のChelseaとJohn Lobb(ジョンロブ)のPhillip2。
この2足はどちらもつま先をぶつけて削ってしまいキャップトゥが無残なことになっており、有色クリームを入れて目立たなくしました。
黒靴は、圧倒的に使用頻度が高いChurch’s(チャーチ)のDiplomatと、まだ新しいのにやはり誤ってつま先をぶつけ傷つけてしまったBolero(ボレロ)のビスポークシューズ。
ディプロマットは未だに騙し騙し履いていますが、そろそろオールソールが必要そう。
そして、頼れるSanders(サンダース)のマッドガード。コレ1足あるだけで、雨も雪も無敵な安心感。手入れもほとんどいりません。
他にも何足か靴を持ってはいるものの、やはりこうして見ると、使いやすいストレートチップなどの汎用性の高い靴や悪路でも気にせず履ける靴などが一軍を陣取っており、極論この5足さえあれば回せてしまいます。
今回改めて観察してみるとつま先の補修が必要だったり、トップピースが剥がれ欠けていたりと、リペアが必要な靴も多々あり、順々に入院が必要させるにはさすがに5足というわけにはいきませんが・・・。
ブラッシングをしながら、ずっときれいだと思っていた靴たちもそれぞれ年季が入っていることに気付き、持ち主がいい歳なのだからそりゃそうか、と独り言ちたりして。
一心不乱に靴磨きをするのはストレスも軽減されますし、またきれいに光る靴を眺めるのはやはり気持ちがイイものです。
久しぶりに靴と向き合うと、面倒臭かった靴磨きも段々と楽しくなり、翌日にも6足、しっかりクリームを入れて磨きました。この調子で毎週末磨いていけば、あっという間にメンテナンス待ちの待機靴も無くなる計算ですが、果たして・・・。
当初2月7日までとされていた緊急事態宣言が更に1カ月ほど延長される見込みですし、外出自粛期間は我慢の時間ではなく、むしろチャンスと捉えて、この際シューズラックのメンテ待機靴を一できれば、と思っています。
2021年2月2日