【投資】2021年1月の資産運用の状況(前月比+0.61%・高値更新)

投資・マネー

投資運用状況」ページを更新しました。

昨年は世界的なCOVID-19の感染拡大により、3月までの大暴落、そしてナスダック主導の株価の急回復と、ボラティリティーの高い荒れた相場が続きました。

新型コロナウイルスにより、世界需要や投資テーマは一変。変化に敏感に対応した投資家は大きく利益を上げる一方、これまでの既成概念に固執する投資家は大きな損失を被りました。

さて、2021年はどうなるか。1年を占う1月の株式市場は、待望のワクチン接種開始やバイデン米大統領就任など、昨年からの持ち越しイベントを順次こなして一服といったところ。

しかし、月末の調整を見る限り、2月以降は新たな懸念が持ち上がる予感もしており、波乱含みで不気味な静けさを感じます。

そんなわけで、2021年最初のとなる1月の月例報告をいたします。

1月の取引の状況

1月は以下の銘柄を売買しました。

昨年は散々損出しをし、2021年は新たな気持ちでスタートしたかったのですが、年始早々中国通信株が米国市場から強制退場を受ける事態が発生。保有するチャイナモバイル(CHL)の売却に迫られ、強制損切りする羽目に遭うなど、出鼻を挫かれる展開となりました。

中国と米国の緊張関係が続いており、ADRのうち中国株は退場となるリスクが高いと判断。CHLと共にアリババ(BABA)も売却しました。

米国上場のADR(米国預託証券)であるチャイナモバイル(中国移動・CHL)の上場廃止が決定的になりました。一時は上場廃止撤回の動きがあったものの結局覆らず、保管するSBI証券での取引停止が間近に迫っていたことから、次のリリースを待たずに売却に踏み切りました。昨年は断捨離という体のいい理由をつけて散々損切りをしながら資産整理を進め、2021年は心機一転「利益を出すぞ!」なんて息巻いていたのに、年初からガッツリ損失確定。しかもNISAで買っていたので損益通算できず、もう踏んだり蹴ったり・・・。ADRは米国以外の株式や受...

次いで、以前よりポートフォリオから除外することを決めていた先進国債券クラスのiシェアーズ iBoxx 米ドル建て投資適格社債(LQD)の売却を実施しています。

昨年からポートフォリオの見直しを行っていますが、その一環として今回長年保有してきた iシェアーズ iBoxx 米ドル建て投資適格社債(LQD)を売却しました。株式と債券は逆相関の関係にあると言われ、リターンを維持しつつリスクを軽減することを狙い、ポートフォリオに組み入れていましたが、外国債券ではその逆相関の効果をあまり実感できなかった、というのが一番の理由です。そもそも自分の資産規模で債券に投資する必要があるか、という疑問はだいぶ前からあって。だからリスクの軽減がさほど実感できないならば、LQDの3%台の配...

売却した資金で代わりに買い進めたのは、コア銘柄10種(以下「コア10」)としてポートフォリオの根幹に据えるべくコア5から10に拡大するに当たり追加した5銘柄。そのうち、まだ基準価格に達していない4銘柄の補強をしました。

新たなコア銘柄候補である、ホームデポ(HD)、ロッキード・マーチン(LMT)、マイクロソフト(MSFT)、ユナイテッドヘルス(UNH)をそれぞれ2度に分けて買い増しし、更に基準価格を割り込んでしまったコア5のプロクター・アンド・ギャンブル(PG)も買い増ししています。

さて、昨年中購入回数・金額共に最多だったジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)がここにきて株価堅調で報われ始めており、コア銘柄の中でも1つ跳び抜けた状態となりました。

また、完全に乗り遅れたと思われたMSFTについても、好決算で株価は堅調。昨年は大鉈を振るい、かなり損出しをして大量の血を流しましたが、苦労した分のプラス効果が徐々に出てきていているようで嬉しく思います。

半導体などのテーマ株には依然興味はあるものの、出口を考えなければいけないことや暴落時にフォローしきれないことを考えると、しばらくはよそ見をしないでコア10の買い増しに注力したいと思います。

1月末のアセットアロケーションの状況

次にアセットアロケーションの状況について報告したいと思います。

ポートフォリオはCHLとBABAの売却により、新興国株は5.6%から3.3%と大きく減少。また、先進国債券はLQDを売却したことでゼロとなりました。

一方、米国株は54.9%から60.0%に上昇しました。また、現金は毎月米国株の買付に回しているため、8.8%から7.1%まで減っています。

現金は減り続けていますが、日本株の処分を控えていることや、いざとなった時には国内債券と自社株を売却して買付に充てる計画ですので、当面の投資余力は確保されています。

1月の配当金の状況

配当金の内容は以下の通りとなっています。

配当金は前年同月比で53%と、大幅に減少しました。これは昨年あった日本株1銘柄、Jリート2銘柄を視線整理で処分したためです。分かってはいましたが、やはり昨年の約半分まで減ってしまうと寂しいものですね。

唯一の救いは今年初めて受け取ったCMEグループ(CME)の特別配当ですね。これが無かったら壊滅的な減少幅となっているところでした。

1月末現在の試算では、年間配当総額の予想は前年比90%となっておりますので、年内に株の買い増しと増配でどこまで配当金が増えるか、今後の努力次第といったところ。一刻も早くプラ転できるようにコツコツ投資していきます。

保有銘柄と資産の推移

最後に、資産の推移は以下の通りです。

総資産額は昨年12月に記録した過去最高額を更新し、+0.61%と微増ながら引き続き伸長しました。長期金利の上昇などでこれまで市場をけん引してきたナスダック株が足踏みしている状況下、プラスにできただけでも御の字かと。

さて、決算シーズンが到来し、各社の発表を確認していますが、JNJやMSFTを中心に、株を保有する企業の決算及びガイダンスは、感覚値で7~8割方は良い内容で安堵しています。

今後は長期金利の動向、バイデン政権の対中政策、COVID-19の終息、東京オリンピックなど、動向の気になることがたくさんありますが、どんな時も長期目線で選定した銘柄の株をコツコツと買い増しして株数を増やしていきたいと思います。

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