【投資】米国株:ロイヤリティ・ファーマ(RPRX)の新規購入
8月も第3木曜日を迎え、ルールに従い株式を購入しました。今回購入したのはロイヤリティ・ファーマ(RPRX)、2020年にIPOしたばかりの企業です。
RPRXは、大学や研究機関、企業などで開発中の新薬の特許(ロイヤリティ)を買い取り、新薬が無事に完成し、製薬企業などで販売されたらロイヤリティ収入受け取るビジネスをしており、製薬会社ではなく投資会社といった印象を受けます。医薬品開発には巨額の研究開発費が掛かるため、需要があるそう。
特許は通常15年が目安ですので、一度上市されれば比較的長期で安定した収入を期待できます。上場時には45個のロイヤリティを保有し、そのうちブロックバスターは22個でした。
ちなみにブロックバスターとは、年商10億ドルを超える売り上げを生み出す薬に用いられる用語で、RPRXの保有するブロックバスターは1,000億円以上が15個、3,000億円以上が7個となっています。
IPOした年から既に配当を出すキャッシュリッチな会社で、2%近い配当は魅力的。ただ、IPOした当初は従業員数が35名だったのに対し、現在は51名に急増しており、企業規模も保有している銘柄の中では規模が小さく、不安もあり一旦は購入を見送っていました。
$RPRX 買おうか悩んでいたけど、いくら調べてもじっちゃまの言ったこと丸写しの記事ばっか出てきて萎えて止めた。ちゃんとホームワークして納得できたら改めて買おう。IPO時は社員35名だったのに既に50名を超えているのも気になるし、他人が良いからと言って必ずしも自分に合う銘柄とも限らないから。
— gohkiti@いぶし銀杏な生活 (@ibushiginnan) August 12, 2021
しかし、今週FOMCの議事要旨が公開され、テーパーリングを容認する理事が増えており、テーパーリング ⇒ 利上げ ⇒ 景気後退というこれからのシナリオを考えると、経済の動向にに左右されることなく安定的なロイヤリティ収入を上げるRPRXのビジネスは大変魅力的に映りました。
PERも今期は14倍程度、来期は12倍程度とかなり低く、収益が安定している以上今後下値は限定的ではないかという楽観、それにコロナが明ければ中断していた治療も再開されて売上増も期待できるのでは、という期待を加味し、投資妙味があると感じて購入を決断したのは配当の権利落ち日。
「何も権利落ち日に買わなくても・・・」と思ったり、株価も1週間前と比べてだいぶ上がってしまっていたりして、もう少し早く投資決断に至っていれば、と思わないでもないですが、納得しないまま勢いで買ってしまったらすぐに手放すでしょうし、少々割高になっても納得した上で購入できたのは良かったです。
IPOしてからそれほど多くの決算を通過しているわけではないので、まだまだボラティリティは高いですが、とりあえずテーパーリング、利上げを経て、景気後退を迎えた時にその真価を発揮してくれることを期待して、それまでは握力強くホールドする予定です。
TAGS: RPRX | 2021年8月21日