【投資】2021年8月の資産運用の状況(前月比+1.30%・最高値更新)

投資・マネー

投資運用状況」ページを更新しました。

FOMCの議事要旨公表、そしてジャクソンホールでのパウエルFRB議長の発言によりテーパーリングが強く意識されたものの、下落しそうでなかなか下落しない株式市場。いずれは大きな調整が入ると警戒しながらも、チキンレースの様相を呈してまいりました。

個人的には近いうちに必ず大きな調整が入ると思いながらも積立は淡々と、下落時には大きく買い出動できるよう無駄は予めそぎ落として現金化するなど、どちらに転んでもいいように準備をしています。

ようやくワクチンの1回目が接種できたり、急遽法事が入ったりと慌ただしかった8月。嵐の前の静けさといった相場に不気味さを感じつつも個人的には助かりました。そんなわけで8月の運用状況を振り返ります。今回もどうかお付き合いください。

8月の取引の状況

8月は以下の銘柄を売買しました。

デルタ型変異株の感染拡大で株価が急上昇したモデルナ(MRNA)ですが、mRNAのがん領域等への進展期待と来期以降のワクチン需要の減少懸念とのバランスを考慮し、一部を売却しました。

短期間に約2.5倍になったので、保有する株のうち約40%を売却し取得金額を回収しました。これで残りの株はタダで手に入れたようなものですので、今後のmRNA技術の進歩に期待しつつホールドします。

新型コロナウイルス(COVID-19)のデルタ株が猛威を振るっています。自分の親戚筋にも感染者が出始めており、ワクチン接種の予約が未だに取れない自分は戦々恐々としていますが、ワクチン株の株価は堅調です。7月の資産報告の中で、「モデルナ(MRNA)はコロナ感染拡大のリスクヘッジで売却はしない」と書きましたが、舌の根も乾かぬうちに前言撤回。一部を売却しました。短期間に急ピッチで株価が上がり、約2.4倍になったのでとりあえず当初の投資資金だけ回収しました。本多静六の著書「私の財産告白」にあった投資法で、以前アリバ...

代わりに購入したのはロッキード・マーチン(LMT)。コア銘柄10種の最下位でしたが、2021年の基準価格を割り込みそうだったこともあり買い増ししました。

LMTの業績見通しはさほど明るくはないので積極的に買い増しする気にはなれせんが、コア10はポートフォリオの中心に位置付ける銘柄ですので売却予定もありませんから、セクターローテーションで数年後にはまた上昇するだろうと期待し、下位銘柄をコツコツ買い増ししていきます。

また、ロイヤリティ・ファーマ(RPRX)を新規購入しました。テーパーリング開始→金利上昇→景気後退というこれから数年先の流れを想像した時、景気動向に左右されにくい収益モデルのRPRXは魅力的に映りました。

8月も第3木曜日を迎え、ルールに従い株式を購入しました。今回購入したのはロイヤリティ・ファーマ(RPRX)、2020年にIPOしたばかりの企業です。RPRXは、大学や研究機関、企業などで開発中の新薬の特許(ロイヤリティ)を買い取り、新薬が無事に完成し、製薬企業などで販売されたらロイヤリティ収入受け取るビジネスをしており、製薬会社ではなく投資会社といった印象を受けます。医薬品開発には巨額の研究開発費が掛かるため、需要があるそう。特許は通常15年が目安ですので、一度上市されれば比較的長期で安定した収入を期待できま...

先月ウォルト・ディズニー(DIS)の売却で1銘柄減ったのですが、今回RPRXの購入で外国株は再び23銘柄に戻りました。もう少し減らした方が良いのでしょうが、さして売却する理由も見当たらず、今後株価が急騰するなどのきっかけがあるまではホールドすることになりそうです。

8月末のアセットアロケーションの状況

次にアセットアロケーションの状況についてご報告します。

8月はLMTの買い増しとRPRXの新規購入に対し、MRNAと自社株をそれぞれ一部売却したために現金比率は前月比で横ばい、今年に入ってから7.1%→10.7%→10.0%→9.3%→8.0%→7.8%→8.2%→8.3%という推移を辿っています。自社株は今回の売却により9.7%から8.6%に約1%ほど割合を落としています。

現金は円高に振れたらドル転をしようと準備していますが、なかなか下がってこないですね。今はどの銘柄も割高に感じられるのですぐの買い出動はないので、気長に待ちながら109円を切ることがあれば少しずつドル資金を準備していこうと考えています。

8月の配当金の状況

配当金の内容は以下の通りとなっています。

受取配当金は前年同月比で▲38%と、先月に引き続き大幅な減少となりました。高配当株のアッヴィ(ABBV)や連続増配株のプロクター・アンド・ギャンブル(PG)が気を吐いていますが、コロナショック後の資産整理による穴を埋めるには至りませんでした。

受取配当金の年間見込み額は、今年に入り前年比90%→82%→79%→79%→81%→83%→82%→83%と推移。売却したMRNAは無配ですが、購入したLMTやRPRXは配当があるため年間受取配当額の押し上げに若干寄与してくれています。

とはいえもう今年も残り4カ月。今後は株を買い増ししても受取配当金の寄与は来年以降になりそうですから、昨年比で年間配当総額は前年比で16%近いマイナスで終えそうです。

保有銘柄と資産の推移

最後に、資産の推移は以下の通りです。

総資産額は7月の過去最高額を更新し、前月比で+1.30%と続伸しました。これで2020年11月から10カ月連続の上昇となります。残り2カ月上昇を続ければ丸1年下落知らず、ということになります。

ここまで来ると欲が出てくるものですが、下落に備えてキャッシュを作って待っているだけに、調整も来るなら早いところ来て欲しいものです。

上昇局面では特にやることもなく手持無沙汰でして、こんな状態がしばらく続いていますから、ポジポジ病を発症しないよう時折ガス抜きが必要そう。

8月は何かと忙しい日々が続いていましたから良かったのですが、他の趣味で気を逸らさないと無駄なポジションを取りかねませんので、そろそろ秋冬に向けてファッションやランニングなどを充実させていきたいと考えています。

さて、9月も引き続き相場がどちらに転んでもいいように、機動的に動ける身軽さと厚めのキャッシュ保持を意識してポジション取りをし、少しずつでも着実に資産を積み上げていく”堅実な投資”を実践していきます。

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