【投資】2021年12月の資産運用の状況(前月比+5.94%・最高値更新)飛躍の1年でした!
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2021年が終了しました。新型コロナウイルス(COVID-19)はオミクロン株の感染急拡大など、いまだに終息には至っておりませんが、市場ではインフレを抑えるためにFRBによるテーパーリングとその先の利上げまでは既に折り込み。更にはバランスシートの縮小まで懸念され始めています。
これまでグロース株が脚光を浴びてきましたが、今では投資家の嗜好がバリュー株に移っていることを実感。何て移り気な人たちなのか、とその変わり身の早さにいささか呆れつつ、自分は旬を追いかけるほどの気力も無ければ、いざという時撤退する判断も恐らくつかないので、これまで選定した銘柄を買い増すばかり。
愚直な投資行動が報われるかどうかはわかりませんが、どう転んでも自分が一番後悔しない方法であることは間違いありません。しっかりリスクが把握できている銘柄で、勝てなくても良いので負けないポートフォリオを組みたい。納得のポートフォリオが順調に資産が増えるならこんなに素晴らしいことはありません。
そんなわけで2021年最後の運用状況を振り返ります。今回もどうかお付き合いください。
12月の取引の状況
12月は以下の銘柄を売買しました。
今月の取引は、買い増し3銘柄となっております。12月に入り、株価は調整が続いたものの、思った通りにはなかなか落ちて来ず、キャッシュ比率の高さからポジポジ病を再発しかけています。手が出せる水準の銘柄を探すのは至難の業、このところずっと買う理由を探しています。
コア10種銘柄では最下位だったスリーエム(MMM)を買い増しし、その他にロイヤリティ・ファーマ(RPRX)とアドビ(ADBE)をそれぞれ買い増しました。
買い増ししたMMMは最下位を脱出したものの第9位止まり。心理的には上位4銘柄のナイキ(NKE)、マイクロソフト(MSFT)、ユナイテッドヘルス(UNH)、ユニオン・パシフィック(UNP)が買い増したい候補なのですが、揃って高値にあるので、市場心理の逆を行き、愚直に不人気銘柄を仕込んでおきます。
買い増ししたADBEは13位、RPRXは17位に。ADBEは決算後に急落してからなかなか戻りませんね。
ペイパル(PYPL)といい、ADBEといい、コロナ後に恩恵を受けたグロース株は皆急ブレーキで、これまでと同じような感覚でいると高値覚えのまま買ってしまい損失を膨らませることにもなりかねないな、と思っていますが、投資した理由に変更が生じるような事態にならない限りは売却しない方針なので、一定水準までは買い進めます。
12月末のアセットアロケーションの状況
次にアセットアロケーションの状況についてご報告します。
現金比率は前月の26.8%から25.2%へと微減。未だに1/4が現金なのでポジポジ病を発症しかけていますが、ここ3年連続で伸びている米国株、そろそろ相場反転もあり得るとの考えが抑止力になっています。
今は米国株を中心に投資をしていますし、日本株はいずれ全て処分するつもりでいますが、米国株のウエイトが高まるにつれて急落時への備えも考えておかねば、と2022年は日本株への投資も完全にゼロとは言わず、多少は考えておいた方が賢明かな、と思い始めています。
もちろん普段から米国株を見ていると成長性の低い日本株には手を出し難いですし、無暗に銘柄を増やすようなことはしたくないので、よほど良い銘柄が見つかりさえすれば・・・、の話ではありますが。
12月の配当金の状況
配当金の内容は以下の通りとなっています。
1年で2番目に配当の多い12月、受取配当金は前年同月比で97%と若干のマイナスで踏み止まりました。今回コア10を中心に、信頼のおける銘柄たちがしっかり増配をしてくれており、昨年からのマイナス分をだいぶカバーしてくれました。
12月の配当も確定し、2021年は前年比で85%に終わりました。一方、2022年の受取配当総額予想は増配の効果により、2021年と比べて102%と上昇に転じる見込みとなりました。
プラ転は2022年にずれ込むと思っていたので、2021年内に果たせたのは良かった!今後買い増しでどこまでプラス幅を増やせるか、目指すは過去最高だった2019年の年間配当額です。
保有銘柄と資産の推移
最後に、資産の推移は以下の通りです。
2021年12月は前月比で+5.94%、過去最高だった10月と比較しても+4.77%となり、最高値を更新することができました。10月のニューマネー投下という特殊要因を除いた前年対比では+36.01%と躍進(ちなみにニューマネー込みでは+68.72%)、2021年を有終の美で飾ることができました。
どのような相場環境になっても安定感のあるポートフォリオを作ることが目標なので、引き続きポートフォリオについては着々と弱点を補強したい、と考えており、今はグロース株を中心にテコ入れをしていますが、相場の風向きが変わった今、高値掴みにならないようにだけは注意して投資をしていきます。
2021年は絶好調だったからと言って2022年も続くとは決して思いません。右往左往せず愚直に投資を続けつつ、弱点は補い、リスクは早々に切り離してスリムな体制を維持しながら、いつ訪れるとも限らない暴落を常に意識し、備えたいと思います。
TAGS: 運用報告 | 2022年1月2日