【投資】2025年2月の資産運用の状況(前月比▲2.86%)返ってきたトランプ相場

投資・マネー

投資運用状況」ページを更新しました。

トランプ米大統領の関税や半導体規制への不透明感、製薬企業に対してはロバート・F・ケネディ・ジュニアが、医療保険や防衛企業に対してはDOGE率いるイーロン・マスクがそれぞれ立ちはだかり、ボラティリティの大きい相場環境が続いています。

ニュースが出るたびに株価は右往左往して、どうにも落ち着きませんが、第一次トランプ政権の時を思い出し、何だか懐かしくなりました。過去に経験をしているだけに、当時を思い出し、この環境での対応方法はある程度分かっているつもりです。

例えば、海外販売比率が高く、特に中国で商売をする株には手を出さない(アップル、ナイキ、スターバックスなど)、政府の敵とみなされる業界には手を出さない、株価が落ちるときはとことんまで落ちるので中途半端に買い下がらない、など。

一方で、ボラタイズな相場なので、「フォーモー」(fear of missing out)に陥らずにすむのは精神的にはイイですね。バイデン政権下のように右肩上がりの相場ではないので、いずれ下がってくるかもしれないと思えば、じっくり下がってくるのを待つことができます。

ようやくトランプ相場の環境にも慣れ、新たな相場観で臨む準備が整った2025年2月の資産運用状況をご報告します。今回もどうかお付き合いください。

2月の取引の状況

2月は以下の銘柄を売買しました。

まず、スポーツアパレルのナイキ(NKE)は1月に続き2月も一部売却しました。冒頭に記載したとおり、第一次トランプ政権下で冴えなかった銘柄です。2025年よりコア銘柄10種から除外したため、持ち分を昨年の半分まで減らしました。

また、1月末で1株を2株に分割したアドバンス・レジデンス投資法人(3269)を半分売却しました。J-REITはこれから日本の金利が上昇する局面では株価の上値は重いと判断しました。安定的な分配金は欲しいですが、もう少しリスクを取るべきと考えてJ-REITは今後増やさず現状を維持する予定。

一方、購入した銘柄は以下のとおりです。

  1. 割安感:ゾエティス(ZTS)
  2. 成長性:ソーファイ(SOFI)、ブロードコム(AVGO)
  3. コア10最下位:なし
  4. その他:東京応化工業(4186)、伊藤忠商事(8001)

新規購入はソーファイ・テクノロジーズ(SOFI)です。結構まとまった額を入れましたが、リスクオフの流れで絶賛含み損発生中ですが、数年度数倍になっていることを期待しています。今後更に株価が落ちればまだまだ買い増すつもりでいます。

【投資】米国株:デジタル金融サービスのソーファイ・テクノロジーズ(SOFI)を新...
デジタル金融サービスを展開するソーファイ・テクノロジーズ(SOFI)を新規購入しました。学生ローンを祖業とした同社は、企業買収により事業を拡大し、利便性の高い金融プラットフォームを展開するフィンテック企業です。同じように金融プラットフォームを提供する企業は他にもありますが、同社は地銀のゴールデン・パシフィック銀行の買収により、銀行業の認可を取得。個人から直接預金を集めることができる点が特徴で、オンラインバンキングの強みを生かし高い預金金利で会員数を増やしています。いわゆるSPAC上場ですが、2024年は...

買い増しした銘柄は、ゾエティス(ZTS)とブロードコム(AVGO)。

ZTSの株価はずっと鳴かず飛ばずですが、鳥インフルエンザなど、感染症のワクチンなども手掛けており、ペットだけでなく畜産にも欠かせない事業を手掛けていますし、AVGOは、仮に世間が恐れているメガテックの設備投資の縮小や半導体輸出規制を強化する事態に陥った際にも、汎用ICとは一線を画し、ASIC(カスタムIC)は力強く成長すると思われます。

何だかかんだ言いながら、未だにNVDAがトップ。SOFIが一気に14位に上がってきましたが、このトランプ政権下、SOFIはトランプ砲の影響をさほど受けない銘柄でもありますので、株価下落のたびに安心して買い集められる銘柄でもあります。

コア銘柄10種は現在4銘柄が基準値割れの状態。ハネウェル(HON)は分割を控えているし、ロッキード・マーチン(LMT)とユナイテッドヘルス(UNH)はDOGEの標的になっているので、なかなか買い増しに動きにくい状況。今は自立反発を期待しつつ、更に暴落したら考えます。

日本株については、東京応化工業(4186)と伊藤忠商事(8001)をVポイントで買い増し。来月は恐らくレゾナック(4004)を買い増しする予定。

2月末のアセットアロケーションの状況

次にアセットアロケーションの状況についてご報告します。

相変わらず全体の3/4は先進国株が占めていますが、今月から純金積立に加えスポット買いを始めました。いつの間にか、ゴールドが新興国株を上回っているんですよね。

2年続いた米国株の上昇相場も、今年はさすがに反落するだろうと思いますし、その兆候は既に見られていますから、投資先に迷ったらゴールドのスポット買いをしようかと。

もちろん、リスクをしっかりとらなければ、相応のリターンは得られませんので、あくまでも投資先が見つからなかった際の代替案ですが。そんなわけで、今回はスポット買いの予行練習をした次第。

余談ですが、今月初追加資金を投入していますが、この下げ相場で一瞬にして溶けてしまいました(苦笑)。

2月の配当金の状況

配当金の内容は以下のとおりとなっています。

配当金は、米国株5銘柄からそれぞれ受領しました。前年同月比で109%とのことで+9%の上昇。特にこの1年間で買い増しした銘柄はなく、全て増配による伸び。そう考えると連続増配銘柄を買うメリットは大きいですね。

年間の受取配当金額は前年比+25%が目標ですが、現在の見通しでは+18%ですので、のこり7ポイントをこれから増配と買い増しで補っていかなければなりません。買い増ししても配当がもらえるのは数カ月後になりますので、年内の受取配当額を上げるには年前半が勝負となります。

J-REITを売却したことからもわかるとおり、これまではキャッシュマシーンを作るため、配当金(分配金)についても意識してポートフォリオを構築してきましたが、現在の資産規模においては、まだキャッシュインカムよりもキャピタルゲインを重視し、資産規模を拡大することの方が重要だと判断しました。

もちろん、給与と同程度の配当金が得られるようになれば嬉しいですが、今は時期尚早だと判断。SOFIなど新興株に投資を開始したのも、実はこのような思いからです。

モメンタム投資の場合は苦手な出口戦略についても勉強しないといけませんが、投資をギャンブルにしないよう、目標株価と損切ラインを意識して投資しています。ただし、あくまでも中長期目線で、日々の上下動に一喜一憂しないよう自分に言い聞かせています。

保有銘柄と資産の推移

最後に、資産の推移は以下のとおりです。

2月の総資産額は、前月比で▲2.86%と大幅下落しました。2月はナスダック100で▲2.90%、S&P500で▲1.52%、ダウ平均株価で+0.86%という結果でしたので、ナスダックにかなり近いパフォーマンスになっています。

ポートフォリオを見る限り、個人的にはダウ銘柄中心でダウ寄りの結果になると思っていましたので、ちょっとした驚きですが、半導体について勉強するにつれて日米共に半導体株の比率が徐々に増えてしまってしまったがためにこのような結果になってしまったのでしょう。

半導体の勉強を続けているので、ついバイアスがかかりがち。調べた分投資をしないと勿体無い、という謎の強迫観念に駆られてしまい、”市場動向をウォッチする目的”と称して買ってしまっていますから。いずれその”勉強”は終了した際には、処分して銘柄数を減らします。

今の下げはまだ序の口だと思います。まだまだ大きく下げる、第一次トランプ政権の際には底が見えない恐怖と闘っていましたが、そんな中でもコツコツと買い増ししてきた銘柄が今のポートフォリオを支えています。

決して買い急ぐ必要はありませんが、かと言って買い控えることもすべきではないと考えており、毎月コツコツ、決まった日に自分の尺度でその時に割安と思った株を購入すればいいと思います。今はボラの高い相場、欲しかった銘柄も買えるチャンスが増えると思えば、トランプ砲も楽しみになりますね。 

【関連する記事のご紹介】

«

ランキングに参加中。ポチッと応援、お願いします!
deco.blog.with2.net ブログランキング・にほんブログ村へ

【コメントの投稿の仕方について】

  当サイトでは「Disqus」と呼ばれるコメント機能を使っております。
  ツイッターやフェイスブックなどでアカウントをお持ちの方は、ログインすることで
  自分の各プロフィールのままコメントすることができます。
  各種アカウントのない方もEmailアドレスさえ入力すればコメントが可能です。
  (入力したEmailアドレスはコメント投稿には表示されませんのでご安心ください。)
  また、コメント欄には画像を張ることも可能です。
  何度も「Reload」が表示される場合は、キャッシュを削除すると表示されることがあります。
  コメントが反映されるまで多少お時間が掛かることがございます。ご了承ください。