ブルーベリー日和#2~今年増殖したブルーベリー苗、真夏の試行錯誤

屋上を植物園にしようと、コツコツ苗を買い集めています。中でも今年一番増えたのがブルーベリーの苗。昨年は2株だけでしたが、ノーザンハイブッシュが6株、サザンハイブッシュが5株、ラブットアイが6株、ハイブリッドが1株と、今では合計18株に。
いずれもまだ小さい苗ばかりですので、今はこの苗たちを大きく育てていくことが目標です。10号クラスに大きくなってくれれば嬉しいな、と。

さて、こちらは昨年冬越しを経験したノーザンハイブッシュ系のペンダーとバークレー。上の写真は春の鉢増しした直後で、ペンダーは樹形も葉の色も悪く、その際に思い切って強剪定していました。

こんな感じでバッサリ切り落としたのですが、少しすると・・・。

すぐに新しい芽が吹いてきました。やはりブルーベリーはバツバツ切ってもすぐに新しい芽を吹いてくれるので、思い切って選定ができます。
しかし、剪定してもほかの苗と比べてその後の発育がそこまで良くありませんでした。ブルーベリー用に調合した土でなかったせいかと思い、改めてピートモス主体の土に変えてあげようと鉢から抜いたところ・・・。バークレーの土からコガネムシの幼虫がぞろぞろ出てきました(汗)。
「うわー!」っと大慌てで植えていた土と幼虫たちを根から落とし、新しい土に植え直しました。恐らく成長がイマイチ芳しくなかったのもこのせいだったのでしょう。(ペンダーの方には幼虫は発見されませんでした)

その後の先輩苗の2株は順調のようです。
さて、今年購入した多くの新入り苗は購入時に植え替えていますので、9月の植え替えはせずに夏剪定と礼肥を与え、コガネムシ対策にダイアジノンも土に混ぜ込みました。
実を付けたあとの枝はすべて切り落とし、細い枝や重なった枝なども間引き剪定。どちらを切るか迷ったら葉の大きい方の枝を残してバツバツと。元気なシュートはなるべく生かしつつ、伸び過ぎていれば途中で止めて枝を出させるように。

タスクを全てこなし、あとは秋の成長を見守るばかり・・・、と思っていましたが、9月初旬から葉焼けや枯れ込みが目立つようになりました。葉焼けは残暑が厳しいせいか、それとも根詰まりか、はたまた暑さで休眠中だったために、鉢内が過湿で根腐れを起こしたか。

根詰まりや過湿の可能性については鉢から引き抜き根の状態を確認し、新梢の色が薄くクロロシスの症状が出ていたものはPHを調べて硫安を溶かした水溶液を撒いたり、硫化マグネシウムや微量要素(マンガンや鉄)を含む液肥を葉面散布したりしました。
やはり苗が小さいと体力もなくダメージも大きいので、異常が出た時のリカバリーも難しいですね。最善を尽くしたつもりなので、あとは水管理をしながら、これから涼しくなって少しずつ元気を取り戻してくれるのを期待して待ちたいと思います。

初めての経験も多く、苦労することも多いですが、色々考えながら対処するのは楽しいです。一方で手を掛け過ぎるのも良くないと、植物の持つ力も信じて経過を見守っています。子育てと同じで大いにやりがいを感じています。
枯れ込みやクロロシスの症状についてはまた経過をご報告します。
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TAGS: ブルーベリー | 2025年9月10日
