バオバブのある生活に憧れて#15~アダンソニア・ディギタータ5年目の成長記録

サボテン・植物

11月も半ばを迎え、バオバブもいよいよ落葉が始まろうとしています。

葉柄にはところどころカビのように黒く色が入ってきました。過去は本物のカビかと思い慌てて除菌したこともありますが、落葉前の現象のようです。

葉には黒い斑点が入り始め、だいぶボロボロになってきました。紅葉がきれいなら少しは楽しめるのですが、バオバブの落葉はお世辞にもキレイとは言えません。

今年は5年目にして初めて摘心をしましたが、そこから2つに分岐し、更に伸び続けました。自分の背を超えて2メートル弱といったところでしょうか。正確に測っていませんが、春には1メートルちょっとでしたので、1シーズンで2倍弱成長しました。

枝も春にはたった1本のみでしたが、去年までに伸びた幹から出た芽はいずれも小枝になっています。その年に伸びた枝から出る葉は落葉すると残りませんが、昨年以前に伸びた幹から出る芽は枝になる傾向にあるようです。

枝を摘心してからは特に、頭頂部からだけでなく幹全体、上から下までよく葉が茂ってくれた印象で、摘心してよかったと感じています。葉狩り(すべての葉を切り落として木全体に枝葉を出させる方法)も検討し結局見送りましたが、今回摘心だけでも結構効果があったと実感しています。

株元の太さですが、5月に周囲11cmだった太さが、8月中旬に測ると16cmに、そして10月末の時点で23cmまで太くなりました。2度の鉢増しで最終的に10号サイズまで大きくしたおかげで、塊根がぐんぐん肥大化した効果かと思います。

根元から幹までガッシリとした太さになり、ひょろひょろの一本棒という印象もだいぶ「木」らしくなってきました。

10月末と11月中旬で根元を図っても23cmのまま変わりませんでしたので、今年の成長はこれで終了だと思います。今年は目に見えてぐんぐん太ってくれて、お世話をするこちらも日々成長が実感でき、毎日が喜びを感じました。

落葉が進めば蒸散もできなくなりますので、水やりを少しずつ絞っていき、年末には完全休眠で屋内に取り込みます。来年春前には来年中の成長を見越して幹の途中で強選定し、さらに幹を太らせておきたいと考えています。

どこで切り詰めるかはすべての葉が落葉し、枝ぶりが確認できてからじっくり考えたいと思います。

 

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