アサヒビールの株主総会に行ってきた
先日予告の通り、アサヒビールの株主総会に行ってきました。
張り切って行こうと思っていたのですが、
宅急便を受け取ったり、ジーンズの直しに出したり、なんてしていたら遅刻しました。
中には入れましたが、議決権は集計されなかったですね、きっと。
今回の大きな議案としては
「アサヒビール」を「アサヒホールディングス」に替えるため、
新規に子会社を設立しビール事業を吸収分割、
ビール事業をホールディングス傘下の一子会社に位置付けるための定款変更等。
アサヒビールの成長戦略は、M&Aで事業の多角化と海外展開を進め、
成長を続けたい。
その中で現在右肩下がりのビール事業は、一子会社として分離し、
今後国内酒類事業の中の一社として管理したいってことです。
会社側は是が非でもこの定款変更を実現したいという意気込みで、
かなりの想定問答を準備していたようですが、株主の皆さんは先の地震と
原発に関する質問に終始し、せっかく周到に準備してきたろうに、
少しお気の毒な感じもしました。
そして私の一番の関心事だった、オーストラリアのP&N社の企業買収に対して
豪州競争消費者委員会から反対意見が表明された件については、
「オーストラリアの企業買収の基準をすべてクリアしている」
「今後も豪州競争消費者委員会を粘り強く説得していきたい」
との話を聞いて、少し安心しました。
特に基準をクリアしている点を聞けただけでも出席した甲斐がありました。
今回の総会に出席して思ったのですが、経営陣は魅力的な方が多かった。
話し方、対応などでなんとなくわかります。「あぁ、できるな、この人」って。
現社長の体制になってしばらく経ちましたが、泉谷社長の在任中は
安心してホールドできそうです。
(写真は株主総会出席者への手土産)