【CD】Enemies(エネミーズ)/Embark, Embrace
夏の日差しの中で聞きたい開放的音楽
暑さが増し、夏が近づくたびに野外フェスが一段と待ち遠しくなります。
「暑い日差し+音楽+ビール=ドーパミン大量発生」
その溢れ出す瞬間を求め(その手の届かないところにあるスイッチを押してもらいたくて)毎年夏フェスへと繰り出しています。
さて、Enemies(エネミーズ)のセカンドアルバムはそんな青空の下、開放的な野外で聴きたいアルバム。北アイルランドのインストポストロックバンドですが、心地良いグルーヴに誘われて購入しました。
普段、インストバンドの音楽はどこか退屈でほとんど聴かないのですが、エネミーズの音楽は、そのキャッチーながら複雑に変化するアレンジがストーリー性すら感じるほどドラマチックな展開で、一度耳を捉えて以来、一向に飽きを感じさせません。
明るく陽気な楽曲に始まり、最後は燃え尽きるように終わるこのアルバムは、まるで太陽が巡る1日の時間を映し出すかのように、時に優しく、時に情熱的で、しかし常にまぶしく照らす光のような暖かさを感じる音楽に溢れています。
これは是非野外フェスで聴きたい、と思って調べてみましたが、今年の日本の夏フェスには参加予定がないようです。炎天下の中で聴いたら最高にトリップできそうだったのですが・・・残念。
聴くほどに新たな発見があり、じわじわと良さが増すアルバム。夏フェスまでの1ヶ月、その空白を埋めるには十分な1枚です。
それでは!
TAGS: Enemies | 2013年6月25日