続・既製品 VS パターンオーダー(ワイシャツ編)
以前、麻布テーラーで注文したワイシャツが仕上がってきました。
化粧箱に納められており、ちょっと嬉しい。
完成したシャツの仕上がりについて感想をまとめたいと思います。
【サイズについて】
当然のことながらレディメイドと比べてフィット感は高く、
腰回りのもたつきや袖丈などが改善されてほぼマイサイズに。
型紙のパターンが多い分、より自分の体に近いサイズに仕上がる点は
想定していたよりも満足感が高いです。
ちなみに、袖口ボタンの位置について、手首を測ったにも関わらず
ピッタリとした感じが得られなかったので、詳しく聞くと
袖口のカラーも手首の太さごとのパターンになっているとのこと。
結局袖口ボタンは自分でボタンをつけ直しました。
【仕様について】
■ワイドカラー ■胸ポケットレス ■前立て無し ■カラーの固さ:ハード
■白蝶貝ボタン(オプション) ■ネーム刺繍(オプション)
仕様についてはクラシックスタイルに合うように選びました。
カラーの固さは結構バリバリでしたので、標準でよかったかもしれません。
何回か洗濯するうちに柔らかくなるかもしれませんけど。
オプションですが、白蝶貝ボタンは思った以上の高級感があり、
映えるので、これは選んで正解。
逆にネーム刺繍は普段見えないところですし、クリーニングに出さず自分で
アイロンを掛けるので、こちらはなくてもよかったかな。
【生地について】
う~ん、生地見本が小さかったから想像しにくかったですが、
完成品を見ると思っていたよりも生地が薄くてチープです。
これではすぐに裏が透けてしまう。冬は特に防寒面でも厳しいかと。
綿100%であることには間違いないんでしょうけど、価格ほどの質かは大いに疑問。
おそらくパターンオーダーという小ロット対応の価格比重が高く、
生地質にまで予算が回っていない感じ。
もちろん価格のグレードを上げれば、質も上がるのでしょうけど。
「これはちょっと・・・」という残念な結果でした。
高いお金を払えばそれなりのモノが手に入るのでしょうが、
今回は費用対効果を重視して、アンダー1万円(しかも5千円ちょっとの価格帯)
で検討してまいりましたで、
フィット感、仕様、生地の質、そのどこかを妥協せざるを得ないわけで。
結果的にどこを一番重視し、どこを妥協するか、これは個性の分かれるところですが、
今回の経験を通じて、個人的には、素材の質を優先することが着ていて一番満足できる、
という一定の結論に達しました。
肌に直接触れるものですから、シャツは素材の質を最優先する、というこの結論も
今回体験してみてわかったこと。いい勉強になりました。
今度は肉厚で上質なコットンをリーズナブルに提供するシャツメーカーを
探すことになるでしょうけど、これはまた先の話。
さて、本格的に洗濯物が乾きにくい季節になりました。
アイロンを掛けたいのにまだ衣類が乾かない、
そんな悩ましい日々がもうすぐそこまでやってきているようです。