オールデンのお手入れ 湿気とブクの考察らしきもの
思い当たるところがあり、シューズラックからオールデンだけを引っ張り出して
靴磨きをしました。
水濡れに弱いというコードヴァン、ふとシューズラックの下段に収納した
タンカーブーツの状態が気になり・・・。
シューズラック内の湿気が下の方に溜まり、その湿気でコードヴァンに影響が
でているのではないかと心配になりました。
早速見てみると、トゥの辺りがザラザラとした感覚。
う~、こんなだったっけ?(汗)
これはいわゆる「ブク」というやつなのでしょうか?
一応過去のエントリ(こういう時に便利ですね!)を振り返ってみましたが、
こんなだったような、なかったような、いまいち判断が付かず・・・(役立たず)。
とは言え、現状でザラツキを感じることは否めず、手入れをすることに。
ブクであれば、起毛した(と思われる)コードヴァンを復元するため、
スティックのようなもので革を寝かしつけるようにこする、といいらしい。
そのための専用スティックなどもあるようだが、これがやたらめったら高い。
アビィ ホーン(Abbey Horn) レザースティック、コードバン靴の水膨れ&革靴の銀浮き革底のケア… |
仕方がないので茶の間の身近なモノで探したら、爪切りのヤスリの反対側が
ツルツルしていてちょうど良さそうだったので、純正クリームを塗布し少し置いてから、
間違ってもヤスリ面でこすらないように慎重にグリグリしていきました。
その効果のほどは・・・。
・・・わっかんねぇ。多分あまり変わってない。
とりあえずステッチ周辺は特にこすり難いことと、
とにかく爪切りは使い難く、ヤスリでこすってしまわないか超不安になるので
止めといた方がいい、ということだけはよくわかりました(嗚呼、もう馬鹿)。
もっと有用なモノでやればもっと効果があるのかもしれませんが、
う~ん、ほかにどんなモノが代用できそうですかね?
そんなことを考えるうち、どうせすぐ履くし、もういいやと。
考えるのを止めて残りの靴も含めてしっかり磨いていきました。
左から古い順にタッセルローファー、キャップトゥ、Vチップ、タンカーブーツ。
写真では分かりにくいですが、経過とともに少しずつ色抜けしているようで、
特に左2足目のキャップトゥがとてもいい感じになってきました。
久しぶりに全てにクリームを入れ、再び光沢を取り戻したオールデン。
その良さを再確認した土曜の朝でした。