コンプリートメンテナンス
初めてのオーバーホール
オーバーホールに出した際、カスタマーセンターの方から「数日後に自宅に控えが届く」と言われましたが、週明けに早速届きました。完了予定日の案内 兼 時計引換証と共にメンテナンス内容がまとめられた冊子が同封されていました。
今回の修理は「コンプリートメンテナンスサービス」を実施するとのことで、冊子には、1.診断、2.分解・修理、3.ケーシング、4.最終検査、という工程を踏むとの記載があり、内容についてはよく理解できました。
しかし怖いのは、実際にムーブメントを分解してからですね。時計引換証には外見の傷の状態しか記されていませんから、分解してみてはじめてわかる内部の様子に、果たしてどのくらいの部品交換が必要になるか、いささか不安はあります。交換部品よっては修理費用も上がるのではないかと心配をしていますが、今度カスタマーサービスに電話で聞いてみます。
説明冊子を読むと、1日に2万回転する歯車や69万回転する部品があると書いてあり、改めて繊細な機械であることに気付かされます。ここには、4年を目安に総合的なメンテナンスをすることを推奨しており、壊れないのをいいことに10年近く使い続けてきた我が悪行を猛反省しなければなりません。
ただ、今回の修理で嬉しいのは、修理後2年間は精度不良について保証が付くことと、外装のライトポリッシュがされること。預り証にはケース・ペゼル・ケースブレスに無数の傷、クラスブは曲っていると目立った外傷がビッシリと印字されており、せっかくOHに出すのですから内部も外装もきれいになって帰ってきてもらいたいものです。
Speed Master(スピードマスター)が生まれ変わった姿で戻ってきて、再び最前線に復帰することを願いながら、完了予定日を待ちたいと思います。
ではまた。