バブアー・オイルドコットンのリプルーフをやってみた!

ファッション

いざ、バブアーのリプルーフ挑戦!

雨の予報が外れ晴れ間も覗いた週末。天気も良いし何より暖かいので、かねてから計画していたBarbour(バブアー)のリプルーフを実施することにしました。嫁さんが洗濯を始めるとベランダが洗濯物で占拠されてしまうので時間との戦いでもあります。

(過去の記事・リプルーフ前の状態)

 

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(リプルーフのための道具)

今回用意した道具がこちら。ソーンプルーフドレッシングの他、ドライヤー、ブラシ、スポンジに・・・一人用鍋プレート(?)。

ドライヤーは嫁さんがマイナスイオンドライヤーを貸してくれるはずもなく、独身時代にずっと使っていたドライヤーを引っ張り出しました。また、リプルーフの際、台所とベランダの往復はしんどいと思い、こちらも独身時代に愛用していた一人用鍋プレートを準備。ブラシは革靴の入門セットに入っていてほとんど使っていなかったモノ(靴用ですが気にしません)。なんでも大事に取って置くものですね!

それでは、早速作業開始です。

 

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(その①:水拭きとホコリ落とし)

まずは濡れたスポンジで表面汚れのこすり落とし。黒ずみがスポンジに移っていましたからやはりそれなりに汚れていたのでしょう。

隅々まで拭いたところでハンガーに吊るして乾かし、その後一度ブラッシング。リプルーフ前に繊維くずが付着していると仕上がりも悪くなるので、細かいホコリなどは予めブラシで丹念に落としておきます。

 

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(その②:オイルを湯煎で溶かす)

乾かしている間にソーンプルーフドレッシングを湯煎して準備。一人用鍋プレートがこんなところで役に立つなんて・・・。窓際でガスコンロを使うとカーテンに燃え移ったりする危険もありますが、これは電気プレートですから安心して作業できて超便利!

 

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(その③:オイルを生地に塗り込む)

オイルが溶けたら布きれに取り、塗り込んでいきます。説明書には「塗るのではなく、生地に擦り込んでいく」と書いてありますが、湯煎したオイルは熱い上に、冷えるとどんどん固まってきますから時間との戦いです。

塗り込む範囲が広いのですが、横着して一気に伸ばそうと思ってもなかなかオイルは広がってくれません。擦り込む、という意味でも、範囲を広げ過ぎずクルクル塗り込んで徐々に広げていく、という地道な作業を強いられます。

厄介だったのは袖。立体的になっているので、袖を上げ下げしているうちにあちこちにオイルに付いてしまいます。袖の内側に手を入れて生地を広げると塗りやすいのですが、袖の内側にオイルをつけてしまう恐れもあるので要注意です。

オイルが抜けて白くなった際(きわ)の部分と生地の縫い目は特に入念にオイルを入れました。

 

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(その④:オイルを伸ばす)

最後にドライヤーを当てて、オイルを柔らかくしながらブラシで伸ばしていきます。実 大久保さんにもアドバイスをいただきましたが、ブラッシングで伸ばしていくと生地への浸透も早く、ムラなくオイルを広げることができます。

ちなみに、全部にオイルを塗ってからブラッシングすると、オイルだらけで大変なことになりますので、今回は前面、背面、袖と3回に分けて、オイルの塗り込み(③)とブラッシング(④)を実施していきました。

 

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(左側がブラッシング前、右側がブラッシング後)

左半身(画面右側)だけドライヤーを当ててブラッシングした状態。均等にムラなくオイルが行き渡っているのがわかるかと思います。

 

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(その⑤:暖かい場所に一晩吊るして馴染ませる)

すべてを終えたジャケットはズシリとかなりの重量が増し、オイルが十分浸み込んだことを実感できます。あとはこのまま一晩部屋干しして、最後にホコリを払い、ガーメントバッグに戻して来季の出番を待つだけです。(あ、裏地には除菌スプレーも忘れずに)

 

ちなみに、今回参考にした動画がこちら。

(Re-Waxing Your Barbour Jacket – Lark)

同じリプルーフなのにイチイチカッコイイですね(汗)。

 

暖かい日に実施したためかオイルも比較的固まり難く、作業しやすかったように思います。これが冬だと作業効率は格段に悪いでしょうし、これ以上暑いと作業自体が大変ですから、衣替えのこの時期にトライされてみるのもいいかもしれません。

購入した時のような重量感とオイルの浸透した生地感を自分の手で取り戻せるのは苦労を差し引いてもとても魅力的だと感じます。

さて、これをきっかけに、手付かずだった冬物の片づけを急ピッチで進めていこうと思っています。それではまた!

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