谷川の湯「あせび野」に極楽浄土を見た~中編~(伊豆旅行2014)
4つの貸切露天風呂と大浴場
今回宿泊した あせび野 には客室ごとにある専用露天風呂の他に、4つの貸切露天風呂と大浴場を備えています。
まさに温泉三昧、心ゆくまでどっぷり浸ることができる旅館でして、三度の飯より温泉が大好きな自分には涙を流して喜ぶ最高のお宿なんですよね。
部屋に備え付けのiPadから各貸切露天風呂を予約し、時間になったらいそいそと受付で入浴セットを受け取り、いざ貸切露天風呂へ!
(各露天風呂の様子は写真をクリック)
(山の湯 かざはや)
こちらが一番人気の貸切露天風呂「かざはや」。
3階のテラスにあり、貸切露天風呂の中では最も広く眺望も抜群。我々は夕暮れ時に入りましたが、鳥や虫の声は止み、木々の揺れる音と川の音しか聞こえず、静けさが増してとても幻想的で、贅沢な時間が流れていました。
(川の湯 寝湯)
一方、翌朝早朝に訪れたのは川底にある「寝湯」 。
昼間の暑さとは打って変わって、ひんやりとした朝の新鮮な空気の中を眠気眼で浸かり、半身浴を楽しんできました。朝から自然の中で温泉を楽しめるなんて、自分にとってこれ以上の贅沢はないです。
ちょっと温泉に入っては汗をかき、川縁で少し涼んではまた温泉へ・・・の繰り返し。時間の許す限り楽しんできました。
この他にも貸切露天風呂では川の湯「かわせみ」や「やませみ」、大浴場は(これまた予想以上の広さでびっくりの)「世古の湯」などがあり、これらの温泉は全て源泉かけ流し。
しかもすべてのお風呂がさほど歩き回らずに入ることのできるコンパクトさがまた、この旅館のいい所ですね。
(温泉は全て猫越川に面している)
どのお風呂も猫越川に面しており、目と耳で自然を満喫しながら温泉に入ることができます。
短期間の滞在ではありましたが、何事にも替え難い幸せな時間を過ごすことができました。心も体も癒されて、夫婦揃ってすっかりこの旅館のファンになってしまったようです。
余談ですが、すぐ目の前を流れる猫越川を覆う木々にはもみじが多いんですよね。秋の紅葉の時期、真っ赤に色づいた景色を眺めながら入る温泉はまた格別だろうなぁと、入浴しながら思いを馳せていました。
仲居さんに紅葉のピークを伺ったところ、毎年11月25日前後が紅葉のピークなのだとか。今からでは少し遅いかもしれませんが、空きがあれば予約を入れようかと真剣に悩んでいます。
そんなわけで温泉のおかげでだいぶカロリー消費をできたせいか、昼の満腹感はすっかり消えてちょうどいい具合にお腹が空いてきました。「温泉、万々歳!」といったところでしょうか。ということでいよいよ待ちに待った夕食です。
つづく。
「あせび野」
静岡県伊豆市湯ヶ島1931-1
TEL 0558-85-1926
(宿泊プラン一覧はこちら)