MONTBLANC(モンブラン)トフィーブラウンのボトルインク
インクで変わる書き心地の妙
尻軸が固くて回らないことからオーバーホール(OH)に出した万年筆「ル・グラン」。MONTBLANC(モンブラン)で試し書きの際に入れてもらった”トフィーブラウン”というカラーのインクがとても気に入り、所用のついでにモンブランブティックで購入してきました。
(過去の記事)
(この箱は他の用途でも使えそう)
本当は”ミッドナイトブルー”を使い終えてから、と思っていましたが、トフィーブラウンを使った後にミッドナイトブルーに戻すと字も味気ないし、なぜか書き味も悪い。
トフィーブラウンのように書いていて心地良さを感じることができず、使い切るまで我慢ができなかったというのが正直なところです。
(すっかりお気に入りのトフィーブラウン)
以前にも書きましたが、トフィーブラウンは書くスピードでインクの濃淡がはっきり表れるので字に味があり、それもあってか1文字1文字を書く際もメリハリをつけて書くようになりました。
悩みながら書いた時、思い浮かんだことを急いで書き留めた時、跳ねたりにじんだりするインクに感情が溶け出して伝わってくるよう。
インクを変えるだけで、がらりと文字の印象も変わり、気分まで変化する。インクの面白さというものを初めて感じることができました。
(私の文具3種の神器)
トフィーブラウンに変えて思ったのですが、インクのカラーによって実際の書き心地にも影響が出ている気がします。
ミッドナイトブルーはどうも「カリカリ」とした書き心地ですが、トフィーブラウンは「ヌラ~ッ」とインクが乗る印象。
インクの出方、ペン先の滑り、カラーごとにインクの含有物に違うがあるのかはわかりませんが、それくらい大きな差を感じます。
RHODIA(ロディア)のウェブノート、SOMÈS(ソメスサドル)のペンケース、そしてモンブランのル・グランとトフィーブラウンのボトルインク。
今や1日も手放すことのできない私の精神安定剤的ステーショナリーたちです。
(バーガンディレッドも試しましたが、なかなかイイ色。万年筆が数本あれば使い分けをしたいところ)