WOLVERINE(ウルヴァリン)1000マイルブーツの成長を待ち焦がれて
愛でるあまりのいじめたい欲求
先日の箱根旅行にも履いて出掛けたWOLVERINE(ウルヴァリン)の1000 Mile Boots(W05848)。
正直、芦ノ湖周辺の石畳にはシングルソールの1000マイルブーツではなく、ダブルソールでダイナイトソールをマウントしたTricker’s(トリッカーズ)カントリーブーツの方が、足裏も痛くないし、より安定感があるのはわかっていたのですが・・・。
1000マイルブーツは他のブーツと比べても特別贔屓にしており、特に冬に入ってからは俄然1000マイルブーツを履き育てたい欲求が強くなっています。
(過去の記事)
ワークブーツについては、今やこの1000マイルブーツとAlden(オールデン)の4540H(タンカーブーツ)くらいしか残っていません。
そのタンカーブーツについても、素材がコードバンゆえ、”天候を気にせず悪路を突き進む”という感じでもないので、ワークブーツの”履き倒した末の凄味”といったところに関しては、この1000マイルブーツに期待しているところが特に大きくなっています。
箱根旅行では「ここぞ!」とばかり歩き回り、石畳でソールもアッパーもガリガリと削られたので、付属のクリーム「レザリアンゴールド」(コロンブス製)でメンテナンスをしました。
(トゥの縦に入った傷)
石畳でガリガリやってアブドーラ・ザ・ブッチャーの額のような縦の傷が無数に入りましたが、クリームを入れて磨いたらだいぶ目立たなくなりました。
プレデターレザーは油分を含んでモチモチとしつつも、クリームを入れて磨くとピカピカと良く光ってくれるので嬉しくなります。
ナチュラルのクリームで磨くたびに段々と色抜けして照りも出てきていますが、もっと飴色のような色の深みが出るまでにはまだまだ時間が掛かりそう。
(ヒールカップにも傷)
Red Wing(レッドウィング)やWhite’s(ホワイツ)のフィッティングが、自分の小さな足にはイマイチ合わなかったことからほとんど諦めかけていたワークブーツと言う選択肢。
そんなワークブーツ選びに光明が差したのも、小ぶりなヒールや土踏まずの突き上げ感など、ワークブーツにしては幾分細身でタイトな1000マイルブーツのフィッティングのおかげであり、愛着もひとしおです。
血管の跡やムラなど、決して上質な革とは言えませんが、この粗野な印象がまたワークブーツらしさなのかもしれません。
(佇まいは相変わらず)
相変わらず単体での佇まいは最高にカッコ良く、自分にとってはベストなワークブーツ。あとは風格らしいモノが漂ってくれれば申し分ないのですが・・・まだまだ時間が掛かりそう。
ずっと以前からあるような気がしていましたが、手にしてからまだ8ヶ月あまり、意外にも越冬は今年が初めてでした。
磨けば良く光ってくれて、それはそれで嬉しいのですが、ワークブーツはピカピカだとちょっと気恥ずかしいので、愛着とは裏腹に時々ひどく汚したい欲求に駆られます。
最近はどうもワークブーツらしからぬ扱いをしている(過保護にし過ぎている)気もしており、ワークブーツとの付き合い方についても少し考えながら、この冬はアクティブに動き回って少しずつ変化する様子を日々楽しみたいと思います。
それではまた!