【BUY】smoothday(スムースデイ)/バスクシャツ
その肌触りに言葉なんていらない
日曜日のこと。
錦糸町でスムースデイにお邪魔をし、その後は(ちょうど戌の日ということもあって)水天宮でお参りをし、最後は人形町で鰻か、青山まで出て美味しいモノを食べよう、などと予定を立てていたのですが・・・。
最近は嫁さん”後期つわり”とやらで調子が悪いことが多く、その日も寝込んでしまい、計画は中止に。
しかし、スムースデイだけは「予約しているんだし、楽しみにしていたのだから」と嫁さんに送り出され、今回は僕1人で錦糸町のアトリエ兼事務所にお邪魔をしてきました。
(過去の記事)
(良く晴れたデート日和)
風は強かったのですが、陽が出ると暖かな1日でしたので、コートは羽織らず、Z Zegna(ジーゼニア)のメルトンジャケットにBottega Veneta(ボッテガベネタ)のカシミヤマフラーを巻いてお出掛け。
アトリエということでしたので、なるべくきちんとした格好で行かねば、と思って。そんなにかしこまらなくても良かったみたいですが、他にお客さんがいないのでなんだか緊張します・・・。
(錦糸町から徒歩10分)
錦糸町駅から東京スカイツリーを眺めながら緑色のビルを目指して歩くこと10分。小野莫大小工業さんが入居するビルに到着。入口はロックされていたので、1階玄関から電話をするとすぐに迎えに来てくれました。
わざわざ休日に対応してくれたことにまずお礼を言い、案内されるままに裏口から階段を上がると、事務所のミーティングスペースに通されました。そこにはすでにハンガーラックが用意されていて、ぎっしりとスムースデイの製品が並び、その中には今回お目当てのバスクシャツも。
「どれでも自由にお試しください」と促され、いよいよスムースデイに触れる瞬間がやってきました。洋服を1つずつ眺めたあと、やはりまずは今回の目的であるバスクシャツから試着をしてみることに。
(smoothday/バスクシャツ)
「世の中にはこんな素材があるのか・・・。」
それが触れた直後に突いて出た感想です。
事前の情報で、すでにかなりハードルは上がっていたはずなのに、触れた瞬間「ぅわっ」とアドレナリンが噴き出す感じがして、思わず笑みがこぼれてしまいました。
手に取っただけでもすぐ分かる、生地の滑らかさとしっかりとした厚み。
まるでウェットスーツのような印象を受ける重厚さと、7本の糸で撚り合わせた繊細かつ極上な滑らかさを併せ持つその生地は、これまでに体験したことがありません。
コシやハリがしっかりありながら触れれば極上の着心地・・・だなんて、そんな一挙両得を叶える夢のような生地に触れ、バスクシャツの既成概念を覆される思いがして。
「これください!」もう即決でした。
「購入前に写真を送って」と嫁さんに言われていたので、店員さんに断わって撮った写真。
気になっていたサイズ感も実際に着てみたらピッタリで、いつもは辛口の嫁さんからも「いいじゃない!」なんてメールが返ってきたものだから、つい嬉しくなってしまいました。
タンブラー乾燥だけは避けてもらえばそこまで縮みも気にしなくて良いとのこと。我が家には幸か不幸か乾燥機自体ありませんのでその辺は問題なしです。
(様々な巡り合わせの末辿り着いた結論)
色はセントジェームスで購入を検討していたNAVY×GREENのボーダーですが、今回スムースデイを訪れた際は、唯一このカラーだけあったのも偶然の巡り会わせ、まさに幸運でした。
このカラーなら、赤ちゃんのよだれだろうが何だろうが、汚れやシミもそれほど気にせず着れそうですし、着ているだけでお洒落に見えるし、着たらその気持ち良さにテンションは上がるし・・・まさに理想的、理想以上のバスクシャツに巡り合うことができました。
(余談ですが、育メンパパはみんな洒落たバスクシャツを着ているイメージがあるのですが、そう思っているのは僕だけでしょうか?)
さて、目的を果たしたところで、店員さんから「せっかくですからお時間があれば他も試していってください」と勧められました。袖を通したらきっとタダでは済まないことは想像に難くなかったのですが・・・。
コズモラマ、テクノラマ、そしてディオラマの各素材に触れるたびそれぞれ大きな感動があって、すっかりその魅力に引き込まれていくの感じずにはいられませんでした。
中でも特に僕の目を惹き、心から欲しいと思ったシャツが1枚。昨年10月にボルサリーノを購入以来、しばらく鳴りを潜めていた物欲もしっかり鎌首をもたげ始め・・・。
この日、お財布の紐をきつく縛って来たつもりでしたが、結果的にしっかり衝動買いをしてアトリエを後にすることになりました。
続きはまたの次の機会に。
TAGS: BasqueShirt・Smoothday | 2015年2月20日