次第に減りゆく一人時間と、高まる時間の希少性
日々の習慣が滞ることこそが一番のストレス因子
平日は仕事に追われ、週末は嫁さんと出産準備に付き合い(って言うと育児に対して他人事みたいで怒らそうだけど)、自分だけの時間が少しずつ、しかし確実に減っていくのを感じます。
帰宅後、嫁さんと一緒に夕食を食べて、テレビもそこそこにお風呂に入り、嫁さんを先に寝かせてからようやく自分の時間、という感じで、こうしてブログを書いたり趣味に没頭できるのは1日のうち、ほんの1時間程度。
これが、子どもが生まれたらさらに自分の時間が無くなるのか、と思うと時々絶望的な気持ちになります。これもいずれ慣れるものなのでしょうか?
何が一番ストレスって、これまで当たり前のように行ってきた洗濯やアイロン、靴磨きなどの習慣や日課が滞って溜まっていくこと。(あれぇ?O型なんだけどなぁ。)
数が少なければ毎度の手入れは楽しい作業なのですが、それが溜まると途端にノルマに変わり、作業がとても苦痛で面倒なものに感じられてしまいます。
そのため、極力作業を溜めないようにしているのですが、最近では何事も自分中心で事が進まないことを痛感しており、それが強いストレスとなっているようです。
週末の旅行で息抜きはできましたが、帰宅すると溜まった作業が待っていて、途端にため息。「これではイカン」と1日がかりで溜まった作業を片付けました。
(使用済みの一軍靴)
靴磨きを待ちわびる靴たち。放っておくと同じ靴ばかりをローテーションして履いてしまう、まさに一軍と呼べる靴たちです。
使用頻度が多い分、しっかり手入れをしなければいけませんが、このところは忙しさにかまけてしばらく放置していました。
(擦り傷もチラホラ)
つま先やヒールなどの擦り傷、雨に打たれた後の手入れ不足など、わかっちゃいるけど面倒臭さが先行し、なかなか着手できませんでしたので、この日は時間を惜しまず、半日を費やし集中ケア。
ここしばらくは色ごとにクリームを使い分け、ニュートラルはSaphir Noir(サフィールノアール)CREME 1925(クレム1925)、ダークブラウンはコルドヌリ・アングレーズのビーワックスクリーム、ブラックはJ.M.Weston(ジェイエムウエストン)がそれぞれの定番となっていました。
ただ最近では、コルドヌリ・アングレーズのビーワックスクリームに水を加えて、油膜を張るように磨くようになってからは、蜜蝋配合のクリームの良さを改めて実感しており、ニュートラルもコルドヌリ・アングレースのビーワックスクリームに変更しようか、と考えています。
(夜で分かり難いがケア後)
写真では分かり難いですが、コルドヌリ・アングレーズで磨いたダークブラウンの靴の艶は他と比べても光沢感が一段上を行きます。
とはいえ、コルドヌリ・アングレーズの光沢はワックスを塗った時のような革に「乗ってる」感のある光沢ゆえ、人によって好き嫌いが分かれそう。
革本来の良さを活かすならクレム1925の方が自然なのでしょうが・・・悩みは尽きません。
こんな他愛もないことをあれこれ考えている時間が、実はとても貴重な時間なのだと思うと、もっと上手な時間の使い方を考えなければいけないと思えてきます。
仕事・家庭にこれからは育児も加わり、今後は趣味にせよ日課にせよ、多少なりとも断捨離しながら、これからはもっと効率よく生きていかなければなりません。
頭ではわかってはいるつもりですが、いざとなるとなかなか難しいものだと、最近になりつくづく痛感させられます。
TAGS: Care・LaCordonnerieAnglaise・断捨離 | 2015年3月10日