【投資】2015年3月の資産運用の状況
「投資運用状況」ページを更新しました。
2月に引き続き、3月も売り買いの激しい1ヶ月でした。
と言うのも、決算が揃った時点で、先行きが悲観的な印象の銘柄については見切りをつけ、大部分を売却したことが大きな理由です。
過度な分散投資で銘柄を増やし過ぎたことや、バランスを重視するがために自信の無い銘柄までもポートフォリオに組み入れていたことなどが、結果的にパフォーマンスの足を引っ張ってしまったのだと大いに反省。
リスク分散のためには分散投資は必要ですが、バランスを取るためだけに半信半疑のまま銘柄を組み入れることや、バランスが崩れるのを恐れるあまりに売り抜けるチャンスを逸するようなことのないよう、もっと柔軟な判断、機動的な行動を取ることにします。
そんなわけで2015年3月の投資状況について、振り返ってみたいと思います。
3月の取引の状況
今月の取引の内容は以下の通りとなっています。
(日本株3銘柄の売却を実施)
これまで長期で保有してきた日揮(1963)と本田技研工業(7267)、そして資源価格の下落で業績悪化見通しの三井物産(8031)を売却しました。(過去の記事:【投資】投資方針転換で整理も加速、日本株3銘柄を売却しました)
一方で、長期的な成長が期待できるセルジーン(CELG)については株価を追って3度の追加を実施。しかしこれが裏目に出て、その後株価は急落。何ともトホホな結果となりました。(過去の記事:【投資】ギリアドと連れ安のバイオテック企業・セルジーン(CELG)を買い増しました /【投資】セルジーン(CELG)さらに購入するもバイオ総崩れで含み損発生中)
3月はバイオ株急落により全体の足を引っ張り、資産トータルはおよそ横ばいで推移しました。
今回の銘柄の入れ替えについては短期で結果を求めていませんし、セルジーンについても強気な見通しは揺らいでいませんので、気長に盛り返しを期待したいと思います。
(年度目標から通年目標に変更)
日本株偏重の是正を目指し、年初に2015年度目標を掲げていましたが、その目標はほぼクリアーできたために、本来あるべきアセットアロケーションの通年目標に切り替えました。
ご覧の通り、債券はゼロ。と言っても、インサイダーのために売買ができない自社株があり、これがある種の債券みたいなものですね(って違うか)。
株式だけで8割近いですが、生活防衛資金は一切入っていませんので、リスクは銘柄分散でケアする程度で良しとしています。
(バランスが再びイビツに・・・。)
セルジーンの買い増しを続けた結果、株式5分類組み入れ構成比率が再び大幅に乱れてしまいました。セルジーンとキヤノンで全体の約半分を占めています。
ちなみに先月末はこんな感じでした(↓)。
(均衡のとれた円グラフだった2月)
自分でも見惚れる均衡感。あ~ぁ、せっかくバランスの是正が進んだのにまた一からやり直しです。
とは言え、3月は満足のいく量の株式を仕込めたので、今後は他のバランスも少し気にしながらウォッチしていきます。
3月の配当金の状況
3月の配当金の内容は以下の通りとなっています。
(配当金で潤った3月)
米国株3社、日本株2社からそれぞれ配当金をいただきました。特にキヤノン(7751)は高配当銘柄だけに嬉しいですね。増配もあり、大きなキャッシュインカムとなりました。
グロース銘柄と高配当銘柄のバランスも考えて投資をしていますが、キヤノンのように成長性も株主還元も優れた銘柄はそうないので、当面キヤノンだけ買い増していれば一番安全で確実なのではないかと思えてなりません。
保有銘柄の状況
日本株を大量に処分し、無配のセルジーンを買い増したため、権利確定月カレンダーはだいぶスカスカになった印象。
米国株は日本株と同じく決算月の末日が権利確定日かと思っていたのですが、必ずしもそうではないようですね。
よくよく調べると「Date of Record」の記載部分が権利確定日となるそうです。
そのため、米国株については再度権利確定日を調べ直し、修正を加えてたために先月と少し掲載月が変わっている銘柄がございます。
(業種別の構成比を作ってみた)
最後に、株式業種別の組み入れ構成比率も気になったので作ってみました。
「こういう円グラブばっかり作っているから同じことを繰り返すんだよ」と突っ込みが入りそうですが(苦笑)。
確かに自分でも円グラフでバランスを取ろうと考えると変に意識をしてしまい、また間違った投資判断を下してしまいかねないことは自分でも分かっているのですが、とうも止められません。
と言うのも、美しく均衡のとれた円グラフを追い求める大の“円グラフ”フェチでして(照)。
時々、資産形成のための投資か、はたまた均衡のとれた円グラフを形成するための投資か、自分でもよく分からなくなることがあります。
先に挙げた株式5分類組み入れ構成比率は不均衡でしたが、10業種に分類すると、ヘルスケア、一般消費財、資本財と大きく3つに分散されており、一応バランスは取れているんですよね。
過度にバランスを意識するとまた誤った判断を下してしまいかねませんが、かと言って放って置くと個人的に大好きな資本財の銘柄ばかりに目がいってしまう癖があるため、判断に悩んだ際は時々参考にしていこうと思います。
それではまた!
TAGS: 運用報告 | 2015年4月2日