【投資】国内債券の積立を日本株式インデックスeからDLIBJ公社債オープンに変更
インデックスファンドからの鞍替え
アセットアロケーション目標を決定してから最も目標から乖離のある国内債券クラス。
その乖離を埋めるために投資信託と個人向け国債で目標との差を縮めようとしてきましたが、どうも納得いかないのがインデックスファンドの基準価格とベンチマークとの差なんですよね。
(日本債券インデックスeの運用レポート)
こちらはこれまで積み立てていた「三井住友TAM-日本債券インデックスe」の運用レポートですが、ベンチマークであるNOMURA-BPI総合と年々差が開いています。
日本国債が中心の商品にも関わらず信託報酬は0.3996%。個人向け国債(変動・10年)でこの7月の募集の初回利回りが0.34%ですから、利回り以上に信託報酬がかかり、結果としてベンチマークから離れていくのだと結論付けました。
(過去の記事)
そこで個人向けに販売されている社債を探してみたのですが、まぁ銀行などが買わないような社債が個人に回ってきているのだなぁという印象で、わざわざそんな社債を買うのも馬鹿らしいな、と。
そこで選んだのが、投資信託の DLIBJ公社債オープン(中期コース)です。
(DLIBJ公社債オープン(中期)の運用報告書)
こちらは先に挙げた 日本債券インデックスeと同じく、NOMURA-BPI総合をベンチマークにしておりますが、日本債券インデックスeより運用期間が10年以上長いにも関わらず、ベンチマークとの差が少なくなっています。
種別構成比をみると、ベンチマークであるNOMURA-BPI総合は日本国債を8割組み込んでいるところ、DLIBJ公社債オープン(中期コース)は4割程度。その分事業債を50%以上組み込んでいるのが特徴です。
また信託報酬も、ベンチマークと比較した運用成績により0.486~0.702%と変化し、時々分配金も支払われます。信託財産留保額も0.05%かかります。
しかしながら、こと国内債券の運用については、インデックスファンドでの運用ではジリ貧な気がしていたことや、私自身、アセットアロケーションは重視しますが、決してインデックス投資家ではないことなどから、毎月の積立を日本債券インデックスeから DLIBJ公社債オープン(中期コース)と DLIBJ公社債オープン(短期コース)に乗り換えることにしました。
(分配金は再投資に設定)
今回、新たな設定をして、DLIBJ公社債オープン(中期コース)と DLIBJ公社債オープン(短期コース)を3:1の割合で積み立てることとし、買付はNISA口座、分配金はもちろん再投資に設定。初回分はスポットで購入しました。
先に積立をしていた日本債券インデックスeはNISAで購入していますので処分はせずにホールドです。
中期コースと短期コースで3:1という割合に設定したことについては理由はありません。ただ何となくです。4:1とか5:1とか、もっと差をつけていいとも思っています。
ちなみに DLIBJ公社債オープン(短期コース)のベンチマークは、NOMURA-BPI国債短期(1-3)とのことで、ベンチマークは上回って推移しています。
(目標割合15%までは道険し)
さて、今回変更した毎月の投資信託の積立と並行して、今月からスタートした個人向け国債(変動・10年)を毎月購入し、両輪で目標割合まで引き上げていく予定です。
しかし、現金を全て叩いてもすぐに目標値までリバランスできるわけではありませんので、気長にコツコツやっていくしかありません。
(過去の記事)
株価が急落したりすると個別銘柄を物色したくなる衝動に駆られますので、しばらくの間はヨコヨコで推移してくれるとリバランスに専念できるのですが・・・。
嬉しいことにこのところ米国株が絶好調なので、その心配が薄れており、投資余力をどれくらい確保しておくか、相場とにらみ合いながらさらなるリバランスのタイミングを伺ってまいります。
TAGS: DLIBJ公社債オープン(中期コース)・DLIBJ公社債オープン(短期コース)・国内債券 | 2015年7月23日