Church’s Graftonのオールソールとリウェルト、それからカビ除去について
受難のグラフトンの身の振り方
雨靴として愛用しているChurch’s(チャーチ)のGraftonですが、とうとうウェルトが剥離してしまいました。ウェルトがソールから剥離したのは生まれて初めてです。
そもそも今年は、サッカー観戦の帰りにひどい雷雨に打たれ、靴下を伝って雨水が靴内部に侵入し水没。
その後、最も恐れていたカビがアウトソールだけでなくインソールにも発生してしまい、落胆したばかりでした。
(過去の記事)
それでもカビを除去して、除菌しながらだましだまし使っていましたが、先日の秋の長雨に打たれたこともあり、ソールからウェルト、そしてインソールまで再度カビが大発生。
さらにここに来て、ストームウェルトがつま先部分からソールと剥離していることに気付き、ヒザから崩れ落ちました。自分の中では今年一番の絶望的な出来事です。
(ストームウェルトとアウトソールの剥離)
仮にカビは不慮の事故だったとしても、ウェルトの剥離はポリッシュドバインダーカーフの無敵感にあぐらをかき、ウェルトやコバ、アウトソールへのケアを怠った自分の怠慢が原因でしょう。
ここまで来ると修理に出すにも費用がかさむ一方ですから、「いっそ処分してしまった方が良いのでは?」という気分に襲われつつも、ユニオンワークスに相談。
実際に見てもらうと「ウェルトがこんな風に剥離するのは珍しい」と言われましたが、きちんと直せるとのことで一安心。
今回、どうせ修理に出すならいっそこれまで気になっていた箇所を全て解消しよう思っており、事前に電話相談をしていたこともあり、スムースに話が進みました。
(ウェルトはつま先からサイドまで亀裂が・・・。)
その内容は、以前Tricker’s(トリッカーズ)をオールソールした際と同様、まずオールソールを機に、これまで重たかったダブルソールをシングルソールに変更。
(ダブルソールには憧れがあったものの自分の足には全く不向きでした。)
ソールの種類についても前回同様、ダイナイトソールではなく、クッション性が高く、自分の足に合うリッジウェイソールへと変更。
(過去の記事)
(剥離していない部分も縦割れを起こしている)
合わせて縦割れとカビに苛まれているストームウェルトを新しいモノに巻き直しを依頼しました(チャーチのモノはないとのことでトリッカーズのモノを使うとのこと)。
最後に、インソールのカビについては中底洗いを依頼。
完全に再発を防げるわけではありませんが、かなり再発抑制効果あるとのこと。もちろん今後の自分の管理の仕方次第ではありますが、やるとやらないでは雲泥の差でしょうから。
さて、肝心の施術費用は締めて約3万円程度。これには冬物を買うための予算を充てました。
仮にグラフトンを直さずに処分しても、別の雨靴を用意しなければならない状況に変わりはありませんから、修理に掛かる費用で1足買ったと思えば安いモノ(・・・なんてそう簡単に割り切れれば苦労はないのですが)。
しかし、グラフトンはまだ我が家に来てまだ3年半。
まだまだ活躍してももらわねばなりませんし、何といってもグラフトンはここ数年で1,2を争う功労者ですから、その労に報いるため、この際きちんと手間と費用をかけて手入れをしてあげることにしました。
(これまでこの1足に何度助けられたことか)
修理にはストームウェルトの巻き直しもあるため、オールソールで4週間、さらにカビ取り等のケアのため2~3週間程度掛かるとのこと。
もうこうなったら、これまで酷使した分ゆっくり休んでもらい、雪が降る前には生まれ変わった姿で戻ってきてくれることを願うばかりです。
TAGS: Church's・Repair・UnionWorks・オールソール | 2015年9月17日