【投資】「my INDEX 資産配分ツール」データ更新で投資方針も変更すべきか?
データも変われば目標も変わる・・・ではダメ
趣味で投資をしており、このブログでも度々取り上げておりますが、投資に関してはまさにど素人、”下手なモノ好き”とはまさに自分のことを言うのだろうと、最近つくづく感じています。
そんな自分も、今年に入ってからはこれまでの行き当たりばったりだった投資手法を改め、取れるリスクの範囲内で期待リターンを目指すべく、アセットアロケーション目標を定めて運用する方針へと舵を切りました。
(過去の記事)
その際、アセットアロケーションの目標割合を検討する上で大変役に立ったのが「my INDEX 資産配分ツール」です。
こちらは過去20年のデータを元に各アセットのリスクとリターン、相関関係などから自分だけのポートフィリオを簡単に組むことができる、とても便利なツールです。
そんな”my INDEX”から8月末でデータを更新したとのメールがあり、早速保存しておいたポートフォリオを呼び出してみると、何やら当初と比べて想像していた以上に差が出ていることに気がつきました。
ちなみに、設定した当時(5月末)のリターン、リスク、シャープレシオはこんな感じ。
(5月末、3ヶ月前の状況)
一方、8月末の最新データに基づいて算出した数値はこんな感じに。
(8月末、直近の状況)
各アセットクラスの割合は変えない状況ですが、平均リターンは8.2%から7.4%に低下、リスクも13.7%から13.4%に、シャープレシオも0.60%から0.55%にそれぞれ低下しています。
問題はリスクが0.3ポイントの減少に対し、リターンがそれを上回る0.8ポイントの減少を示したこと。リターンに比べリスクの方が増したことになります。
時間と共にデータも蓄積され、データと変化しますので、データが更新されればこれまでとは出てくる数字も当然変わってくるのでしょうが、アセットアロケーション目標を設定する際の根拠だっただけに大きく変わってしまうとちょっと悩ましい。
猪突猛進型の自分にとって、明確な目標があればそれに向かってまっすぐに突き進むのですが、こうして目標や前提条件がぶれると途端に動揺してしまいます。
とは言え、過去20年のデータの通り、これから先も期待できるか、と言えばそんなこともないでしょう。
BRICsは勢いを失いつつある一方、日本は企業の稼ぐ力を取り戻そうとROE重視の経営に大きく舵を切り、JPX日経インデックス400の誕生やコーポレートガバナンス・コードの採用など、官民挙げて取り組んでいます。
枯渇すると言われていた原油が今や余る時代となり、過去の常識が通用しなくなっていることも事実。
過去のデータはもちろん大切ですが、そのデータの通りこれからの将来をなぞらえるわけでもありません。将来性について自ら創造し、考え、判断しなければ、今後もデータに振り回され、事あるごとに目標もぶれてしまうはず。
まずは偏重気味のポートフォリオをフラットにすること。この先20年後を見据えて投資をするならば、きちんと時間を掛け、段階を踏んでいかねばと考えを新たにしました。
そんなわけで2015年中のアセットアロケーション目標はこれまで通り現状維持とし、年内残り3ヶ月を愚直にまい進していこうと思います。
TAGS: アセットアロケーション | 2015年9月20日