おっかなびっくり、秋に行うサボテンの植え替え、完了
勢いのあるサボテン2株で秋の植え替えのテスト
先日、秋になったらサボテンを植え替える予定とお伝えしましたが、思うところがあり躊躇していました。
サボテンの植え替えは春に行うのがセオリー。秋にできないことはないとのことですが、温室が無い我が家、植え替えてしばらくするとサボテンたちにとって厳しい冬を迎えるので、その前に環境が変わってしまうのはいささか酷ではないか、と。
サボテンの植え替えはビッシリ張った根をバッサリ切り落とし、新しい土に植え替えるため、冬までに根が張ってくれればいいのですが、冬の間は冬眠するとは言え、心配。
そんなわけで、当初の予定とは別の苗で実験的にサボテンの秋の植え替えを実施してみることにしました。
(秋の植え替えの被験者たち)
今回実験対象のサボテンたち。右が多分麗蛇丸で、左は・・・忘れました。
ちなみに右の麗蛇丸は、水を経ちガンガン日に当てていましたので、赤く変色をしていますが枯れてはいません。いずれ元に戻ります(多分)。
どちらも放置気味のビニルハウスの中で半ば野生化している住人。その中でもひときわ元気なサボテンたちでして、こいつらなら秋に植え替えてもすぐに根を生やして冬も越せるだろうと。
植え替えもせずにかれこれ数年経過しており、幸か不幸か、今回白羽の矢が立った次第です。
(鉢から抜き土を落としたところ)
夏の間、1ヶ月近く水を与えずにいましたので、鉢の中はカラカラの状態。
植え替えには引き抜く時に根を傷つけないようにするため、十分に土を乾燥させることが大切ですのですでに準備は万端の状態。
トントンと鉢の下から叩くとビッシリ生えた根が出てきました。指で根を揉むようにしながら土を落とした状態が上の写真。
(根をジョキジョキ切った図)
土を落として整理した根をハサミでバサバサ切り落としていきます。
本当はもっと切っても良かったのでしょうが、「冬までに根が生えてこなかったら・・・」という心配から躊躇してしまい、なんだか中途半端な残し方に。
その後、雑菌が入らないよう根を乾燥させるために1週間ほど放置。
本当は3日程度の乾燥で十分なのでしょうが、平日は植え替えができないので、必然的に1週間経ってしまっただけです。
・・・そして1週間後、いざ植え替え。
(黒い鉢に植え替え完了)
植え替えにはこれまで使っていた素焼きの鉢ではなく、黒色の観音鉢とプラスチックの鉢に植え替えました。
どちらもベランダに転がっていたモノですが、黒色の鉢は光を集めて根を温めるため、これから迎える冬に向けては特に重要です。
そこに鶴仙園で買った培養土に植えて、赤玉土を化粧砂代わりにあしらい、秋の植え替えは完了。
(植え替え直後は日焼け防止を)
植え替え直後はまだ水をあげてはいけませんので、土を安定させるために軽く霧吹きで吹いた程度。1週間後にザブンッとかけてあげます。
また、植え替え直後は日焼けを起こしやすいので、ティッシュをかけてファーム(階段の窓際ね)で1週間ほど休ませます。
(命がけのビニルハウスから晴れて脱出?)
しばらく放置気味だったビニルハウスの中ガンガン花を咲かせていたサボテンたちですので、フレッシュな土に植え替えたことで益々成長に勢いがつくのでは、と期待する一方、バカバカ花を咲かせていたのは、あまりの環境の酷さに生命の危機を感じて子孫を残そうと必死に咲いていたとも言えますので、これを機に今後は水槽の方に移してあげようと思っています。
さぁ秋の植え替えも終わり、そろそろ本格的な冬の準備をしなければ。水槽での屋外栽培、防寒対策をどうするかなど、課題の解決方法を思案中です。