メンズとウィメンズのランニングシューズをハーフサイズ違いで履き分ける
短距離のレディース、中長距離のメンズ
24.5cm~26.0cmくらいまでの足の比較的小さな人のためのエントリーになりますが、ランニングシューズに限っては足の小さな人にとって選択の幅が広がります。
その理由は、メンズサイズの展開は大体24.5cm~30.0cm位まで、一方のレディースサイズは22.5cm~26.5cmとなっており、一部でサイズが重複するからです。
若干細身な作りのウィメンズモデルを選ぶ際は、メンズサイズからハーフサイズ上げて履くとサイズがピッタリになります。
これは紳士靴(ドレスシューズ)などで、細身のDウィズを履く際にはEウィズのサイズと比べてハーフサイズ上げて履くとちょうど良くなるのと同じです。
では、肝心の足入れの感覚について、違いに触れていきたいと思います。
(左がメンズ、右がウィメンズ)
ランニングシューズの場合、カラー展開が多少異なるものの、デザインは男女で差が無いことも多く、ウィメンズモデルだからと言って履けないことはあまりありません。
このように、見た目にはほとんど違いが分かりませんが、足を入れるとそのかすかな違いを実感できます。
(アッパーとつま先部分の違い)
まずは前足部。かかとを合わせていますが、ウィメンズの方はハーフサイズ上を選んでいますので、当然少し長めです。
実際に足を入れてみると、ウィメンズの方が全体的にタイトな作りであることを実感することができます。
特に、シューレース周りの足の甲の部分や、親指付け根の足が曲がる部分(ボールジョイント)は、ウィメンズの方がよりフィット感があり、足と靴との一体感を感じることができます。
本格的なレザーシューズに慣れた人ほど、最初ウィメンズの方が合っていると感じるかもしれません。
では、フィット感が高いウィメンズが良いかというと、必ずしもそうとも言い切れません。なぜなら、走るうちに足が段々とむくんでくるからです。
短距離(~10km)であればさほど気になることもなく、むしろメンズシューズよりテンポ良く走れるかもしれませんが、15kmを過ぎたあたりから段々と靴の中が窮屈に感じてくる人もいます。
また、走るにつれてつま先が前に前に詰まっていく方の場合(フォアフット走法の場合は特に)、ウィズの狭いウィメンズの方が先に小指などが側面に当たり始めます。
(ヒールカップの違い)
次に後足部を見ていきます。ヒールカップはウィメンズの方がコンパクトに作られているのが写真で見ても分かるかと思います。
でも、実際に走ってみると、写真で見るほどに大きな差を感じることはありません。
自分のようなファンランナーの場合、普段走っている分にはほとんど違和感を感じないごく小さな違いのため、シューズを選ぶ選択肢が増えるメリットの方が大きいでしょう。
実際にハーフ程度までであれば、メンズとウィメンズ、どちらのシューズで走っても困ることはないと思います。
むしろ、朝と夜でも足のむくみ方が違うので、自分はその日の身体の状態と気分に合わせて履き分けています。
しかし、もし、最初からフルを目指すなら、これらは靴の作りと足の形、走り方によっても変わってくるので、一度試してみる必要がありますが、少し余裕を感じるメンズの方が無難かもしれません。
例えばNike.comの場合、履いて路上を走った後でも、出荷から30日以内であれば送料無料で返品ができるので、実際に履いてあれこれ試してみることをオススメします。
より長く、1秒でも早く走るために、自分に合うランニングシューズ選びはずっと付いて回る課題ですが、自分の身体や走り方を常に観察して、自分に合うシューズを探すのもランニングの楽しみの1つ。
ランニングシューズは走るうちにソールからダメになってくる消耗品ですが、日々メーカーから良いシューズが開発されていますし、定期的な買い替えはより良いモノへと見直すイイ機会だと考えています。
自らの成長に合わせてまた新たなランニングシューズを選び、さらにタイムを伸ばせる。そんな循環サイクルを作っていれければ理想的だなぁ、なんて思いながら今日もコツコツ走り続けています。
TAGS: Nike・RunningShoes | 2016年5月8日