Soffice&Soild(ソフィスアンドソリッド)のドレスシューズ、10年が経過して

シューレースを紗乃織靴紐へと交換

嫁さんにプレゼントされてからもう10年になるSoffice&Soild(ソフィスアンドソリッド)のドレスシューズ。

先日、そのシューレースが切れ掛けていることに気がつき、何かのついでに買おうと、使い古した紐靴をカバンに放り込んだまま、早2週間。

さっさと買い換えれば良いものを、仕事が繁忙期を迎え、なかなか買いに行くチャンスに恵まれず時間ばかりが過ぎてしまいました。

 

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(ほつれたシューレース)

シューレースも切れずに10年もローテーションを守ってきた靴だけにあまり考えたこともありませんでしたが、いざこの靴が履けないと何かと不便なもんです。

(過去の記事)

若いながらも歴史あり【3】Soffice&Soild(ソフィスアンドソリッド)(2013年12月24日)

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(「紗乃織靴紐(さのはたくつひも)」)

仕事の関係で日本橋に立ち寄った際に、三越に飛び込んでようやく購入したのが「紗乃織靴紐」。この紐靴を買うのは初めてです。

実は買う前までは靴紐なんて正直どれでも良かったのですが、店員さんが紗乃織靴紐と他の靴紐との違いを丁寧に説明して下さって、なるほどなぁと納得。

 

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(紗乃織靴紐と一般の靴紐の違い)

職人さんが1本ずつ編み込みロウ付けするシューレースは、紐の撚り具合がはっきりと分かり、ロウ付けもしっかり。確かに締めやすく解け難そうですね。

先端にはアンティーク調の金属が付いています。ちなみにブラウンの紐にはゴールドの金具。いささか華美かなぁと思ったのですが、今回はこの靴に合う気がして購入。

 

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(シューレースを通してみたところ)

ロウがたっぷり浸み込んでいるため、紐を結ぶ際に多少ベトベトしますが、締め上げる感じはこれまでにない手応えがあります。

アンティーク調のゴールドの金具も、年季が入ったこの靴に上手く溶け込んでおり、一安心。

 

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(靴紐で全体の印象も良くなった)

近くに寄るとこの靴紐の丁寧さが良く分かります。全体の印象もずっと良くなり、雰囲気も出てきました。

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(この先も履き続けるために)

嫁さんと付き合って、初めてのクリスマスにプレゼント交換で手にしたこの靴。久しぶりにじっくり観察しましたが、佇まいといい、この10年で良い顔つきになりました。

革(アノネイ社のカーフだったはず)も今やシワだらけで、正直そんなにイイ革ではないけれど、まだ保有する靴の数が少ない頃からどんな時にも履いていた靴だけに愛着はどの靴よりも強いです。

仕事もデートも、バンドのライブだって共にした、20代の思い出が詰まった靴だけに、刻まれたシワや傷もまた勲章であり、愛おしい存在。

この先の10年もまた、共に歩んでいければ、と改めて思いました。

 

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(オチオチ靴とも向き合えない環境)

・・・そんな感慨に浸っていると、背後から無邪気に迫る怪しい手。

最近では落ち着いて靴磨きをする余裕も与えられないほど、子どもから目が離せなくなってきました。

革靴に関心を示してくれるのは親として嬉しいのですが、この靴もまた、ハルの玩具にならないことを祈るばかりです。

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